新型コロナウィルスの感染拡大によりわたしたちの生活や働き方は大きく変わり、この経験は、今後の働き方を考えるきっかけになりました。

そして、わたしたちアットウェアSIカンパニー(※1)では、このコロナ禍の経験を活かし、選択的全国居住でのリモートワーク制度を導入することにしました。

この制度は、各自が自らの意思・責任で、勤務場所(オフィス/自宅)・居住地を選択し、自分らしく働ける働き方を実現するための制度です。もちろん、 一切出社しなくていい制度ではなく、組織活動に必要な場合はオフィスへ出勤することもあります 。

~期待する効果~

  • 1人ひとりが自分らしく働ける

    • 自分がパフォーマンスを発揮できる方法を選択できる

    • 幸せ・笑顔につながる

    • 自分の時間が確保できる

    • 通勤のストレスから開放される

    • お互いの思いやりがUPする

  • 多様性のある働き方ができる

    • ライフステージに合わせ柔軟に働ける

    • 家族との時間を確保しやすくなる

  • 場所によらず素敵な仲間と仕事ができる

    • 全国採用が可能になる

    • 自己都合で引っ越す場合にも仕事を継続できる

この制度を利用し居住地を変更した社員のインタビュー と 社員の日常を2回にわけてご紹介いたします。

※1アットウェアでは、2021年12月よりカンパニー制を導入しています

社員インタビュー

・名前:吉井

・入社年月:2021年4月入社(新卒)

・趣味:ランニング,旅行,映画鑑賞,FPS

◆どこでどんな働き方をしていますか?

今は、地元の静岡で働いています。働き方としては、基本フルリモートで、毎月1回は横浜本社へ出張し、お客さま含め、顔を合わせて打ち合わせを行っています。

たまに、お客さまのオフィス(都内)で打ち合わせを行うこともあります。

リモート作業といっても、1人でもくもくと作業するのではなく、音声チャットツールを使ってプロジェクトメンバーと会話しあったり、ペアプロしながら進めています。

◆全国居住が制度化される前と後で、働き方や生活で変化した点はありますか?

そうですね、僕の場合は、制度導入前後で、フルリモートは変わっていませんが、気軽に出社する。ということはできなくなりましたね。

コロナ禍になってからの入社だったので、入社してからずっと、「基本フルリモート」でした。ただ、入社当時は、会社に近い横浜市内に住んでいたので、ふらっとオフィスに出勤するようなこともありましたが、地元に戻ってからは、地元のネットワークを活用して、「新しいことに挑戦しよう!」と取り組んでいます。

◆横浜と地元でネットワークの違いはありますか?

地元の場合は、もともと、学生の間に構築できていたネットワークで、横浜では、コロナ禍の特殊な状況だったということもあって、ネットワークの構築には至らなかったですね。

「知らない土地でオンラインで」というのは、難しかったです。オンラインは気軽さもあるのですが、メンバーの名前が覚えづらかったり、会話のフックを見つけ難かったです。

◆なぜ、地元に戻ることを決断したんですか?

もともとこんなに早く地元に帰ることは考えていなかったんです。たまたま住んでいたシェアハウスが閉まることになったのがきっかけです。

1年近く住んでみて、横浜という土地の良さはわかってきたんですが、コロナ禍の生活は、都会だと人との接触数が多かったり、外出がしにくかったり、本来の都会の良さを体感し難かったんですよね。あと、色々なところに住んでみたいという願望があったことや、将来のために軍資金を貯めたいという気持ち、賃貸契約に縛られたくないという想いから、横浜市内での転居ではなく、実家に戻ることを選びました。

◆会社が離れた場所にあることで、不安を感じることはないですか?

ないか、あるか。でいうと、あります。相手の人となりを知る・自分を知ってもらうという関係性の構築に不安を感じています。ただ、飲み会や親睦会は好きなので、参加できるチャンスがあれば、積極的に参加したり、自分からも周囲の人を誘ったりと、不安を改善できるように意識しています。

◆会社の本社機能が近くになくて、困ったことはありますか?

9ヶ月ほど過ごしてみましたが、困ったということはあまりないです。あえて言うなら、健康診断のために出勤するのは大変なので、自分で医療機関を探して健康診断を予約する必要があるということですね。今までは、会社が横浜近辺の提携医療機関を予約してくれていました。全国居住によって、自分でやらなければいけないことが、ごく稀にありますが、地元に帰るということを自分で決断したので、困りごとだとは感じていません。

◆今の働き方で、しみじみと感じる良さ。を教えてください。

会社がシェアオフィスにあるということで、縛られずに働きやすい。とは思っていたのですが、アットウェアでは、社員が制度を作っていくことができるので、有志メンバーで制度改訂に取り組んだんです。その結果、全国居住を会社公認。とすることができたので、今は、縛られていないだけではなく、自分が思い描いていた”多拠点生活”の実現にも近づけていると感じています。

◆更なる改善ポイントをしいてあげるとすると?

僕たちの仕事は、機密情報を扱うので、どこでもふらっと気軽に業務を行うことはできません。例えば、人の目があるようなパブリックな場所で業務を行うことには、まだまだ課題があると感じています。(満員電車で顧客名を出して会話はしない。ことと同じ観点)

より柔軟に働くためには、インフラ整備なのか、各自のセキュリティに対する意識なのか、さまざまな対策がもっと必要だと思うんです。

他にも、チームで業務を進める上で、ほぼあったことがない人と一緒に取り組むことの大変さは感じているので、GMDay(半期に1度のリアル全社イベント)などを活かして、お互いの人となりを知った状態で、一緒に取り組めるとよいと思っています。