はじめに

 はじめまして!

 アットウェアでエンジニアをやっているニシカワと申します。

 アットウェアがリモートワーク制度を導入してから約1年と半年が経過しました。

 横浜に残って働くという選択をしたメンバーがいる中で、過去のリモートワークについて書かれた記事で紹介されたように、全国に移住していくメンバーもいました。

 私も移住を選択した1人です。

 当時の私は新卒1年目。右も左も分からない状況でした。そんな状況でどうして移住を決断したのか、実際に生活してみてどうだったのか、自身のふりかえりも兼ねて記事にしてみたいと思います。

移住のきっかけ

 突然ですが、私は現在、兵庫県の豊岡市という街に住んでいます。

 

 関東圏に住まれている方にはあまり馴染みのない地名かもしれません。コウノトリや城崎温泉が有名な、人口7万人ほどの街です。

 引っ越す前、私はアットウェアがある横浜に住んでいました。

 横浜に住んでいたときは、よく近くの公園で散歩したり近所の商店街で食べ歩いたりと、平凡ながらも楽しく暮らしていました。

 

 しかし、そんな中で、ずっとこのままでも良いのだろうかと思い始めました。たしかに今の生活には満足している、しかし、毎日同じような生活で何か得るものはあるのだろうか、と。

 もともと色々なところに行くことが好きで、学生の頃は青春18きっぷで日本各地を巡っていた身です。一箇所にずっといることがむしろ苦手だったのかもしれません。

 そんなこんなで地方移住しようと思ったのですが、問題は行き先です。それに関しては幸いなことに候補がいくつかに絞られていました。

  • 小田原市

  • 京都の二条付近

  • 豊岡市

 いずれも過去に訪れたことがあり、良さそうな場所だと感じていました。ただ、どうせ行くなら一番遠く、日本海側にしようと思いました。

 それで豊岡市に引っ越したのですが、住んでみると住み心地が良くて、気が付いたら1年くらい経ってしまいました。

業務内容とか1週間の流れとか

 せっかくなのでエンジニアらしく技術的なこともちょこっと書いてみます。

 現在の仕事は、特定の画像データから抽出された情報をまとめたサイトの開発・運用を行っています。技術スタックは、React、Java、AWSあたりを使って開発を進めています。

 

 学生時代に一応プログラミングの経験はあったものの、チーム開発の方法やテストの手法など、入社してから初めて学んだことも沢山あります。

 1週間の流れは、過去のリモートワークについて書かれた記事で紹介されている方達とあまり変わらないです。平日は業務、週末は家でゆっくり過ごしたり外に遊びに行ったりします。出勤の時間がない分、趣味や勉強の時間は取りやすいと感じてます。

 ただ、リモートワークだと徐々に運動をしなくなってしまうので、そこだけ注意しています。

1年くらい経ってみての感想

 移住から1年くらい経ってみて、意外とリモートでも働けるなという感想をもっています。

 開発はクラウドサービスが主なので現地に行かなくても作業できます。作業で止まったときは、Discord(通話アプリ)にチームで常駐状態になっているので、すぐに相談できる環境にあります。どうしても1人だけの環境だと心が荒れていく(個人的な見解です)ので、適度にチームや会社の仲間と話す時間は大切だと実感しました。

 それでも、リモートワークが出社に勝るかと問われれると、一概にそうとは言い切れないと思います。移住してからしばらく経ち、チームの雰囲気にも大体慣れたかなというタイミングで出社の機会があったのですが、普段とはまた違う良い時間となりました。

 出社の際は、同じ画面を見ながら実装することで、リモートワークでは得られない適度な緊張感や一体感に包まれ、チームの仲間との絆を深めることができました。

 仮にこの1年を出社して過ごしていたとしたら、直接の交流から得られる力で、また別の学びがあったと思います。

 リモートワークと出社、どちらか極端に偏るというよりも、チームの状況や雰囲気に合わせて適度に使い分けることが大切だと感じました。

週末の楽しみ

 プライベートなことだと、日本海側の冬を経験し、雪の大変さを実感しました。横浜は雪が降ってもせいぜい数cmですが、豊岡市の雪は足が埋まります。雪用に新しく長靴や上着を買ってなんとか乗り切りました。

 

 買ったものつながりだと、車も買いました。必要なものは徒歩で買える場所にあるのですが、車があると遠出の際に便利です。 

 週末は家でゆっくり過ごしたり外に遊びに行ったりしますが、時間があるときは京都や大阪まで足を伸ばします。

 写真は日本三景の天橋立です。自宅から車で2時間くらいの距離にあり、週末のドライブにもってこいの場所です。

おわりに

 この1年を振り返ってみて、色々とやりたいことができた1年になったと感じています。

 エンジニアとしては将来に繋がる開発のスキルやチームで動く大切さを学び、プライベートでは様々な場所を巡ることができました。

 新卒だからという枠組みに囚われず、自らが得たいものを考えて生きることが大事だと思いました。

 課題への素早い対応や他のメンバーへのサポートなど、まだまだ学ぶことは多いですが、自身の成長に繋がった1年だったと思います。また、学びを深め、いつかリモートワークで海外生活もしてみたいという憧れも芽生えました。

 将来、また横浜に戻り出社を選択するのかは分かりません。しかし、リモートワークであっても出社であっても、エンジニアとして根本的なこと、チームで協力して全力で課題の解決に望むことや、atWareのミッションである「システムで人々をしあわせに」ということは決して変わらないと思います。

 今後も、この1年で学んだことを活かし、一生懸命励みたいです。