atWare Advent Calendar の 21 日目です。 今日はアットウェアの組織について紹介します。

アットウェアは明確な事業ドメイン、例えば「金融第○部」とか「基盤事業部」などでは組織を分けていません。リーダーを中心とした数名から7名程度のチームを単位として活動をしています。チームはチーム毎のビジョンの下、得意とする技術や関心事を共有した仲間です。 現在の主たる事業である受託開発プロジェクトの推進の他、新規事業に向けた取り組みやそれらに関する意思決定を可能な限りチームで行えるようにしています。ただ、実態は一つの大きなプロジェクトに複数のチームのメンバが参画しているケースなどもあるため、常にチームメンバが一緒に活動をしているわけではありませんが、朝会はチーム全員でやってプロジェクトをまたがった状況の共有をおこなっていたり、一週間に一回チームミーティングを定期的に行っていたりします。チームミーティングにあわせて新規事業のためのサービス開発の時間に当てることもしています。

アットウェアは創立から丸十年を迎え、入社時期や年齢、得意とする技術や感心事が多岐に渡ってきました。社員数も30人を超え、以前のように社員全員が頻繁に一堂に会し、常に意識を合わせることもそう簡単ではなくなってきました。企業という組織が社会の中でひとつの社会的意義・目的を持って存在し、人が集っている以上、常にそのことを蔑ろにしてはなりません。一方で、我々が「システムで人々をしあわせにする」社会的意義を持つ企業として、それの拡大、すなわち企業としての成長を図らねばならないと考えています。

成長は質の向上に加え、現状ではソフトウェア開発においては数も重要な要素です(数によらない成長は別の議論としてまたの機会に)。つまりは、社員数を増加しつつも企業としての社会的意義・目的、あるいは意識の共有を図る必要があり、リーダーを中心とした自律したチーム編成にてそれを実現したいと考えています。経営的視点を持つリーダーがアットウェアの社会的意義・目的、目指すべき姿を持ちつつ、それを実現する手段をチームメンバーと共にチーム自らの意志と判断で実行していくことを目指しています。

実はまだまだ全てがうまく機能しているとはいいがたい組織ではありますが、常に考え、行動してフィードバックを得、着実に前に進もうとしています。変化のない凝り固まった組織、ルールはありません。

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