参加者のブログがすでに30件ほど公開されており、当日の熱も覚めやらぬ中、来年以降の開催に向け、スポンサーを検討している皆様に参考にしていただけるように、スポンサー視点でブログを書きたいと思います。
VimConfの今までと今年
2015〜2016年 にかけて
当時のVimConf閉会式で「誰か特定のメンバーがVimConfを主催しているのではなく、前年度とは異なるVimコミュニティの面々で運営され人依存ではなくなった。それは、コミュニティ形成の土壌ができたということだ。」的なことが、述べられたことを覚えており、この時期はひとつコミュニティが次のステージに進んだんだなと実感していました。
フォローバックエントリーからも当時の様子がわかります。
これには、感慨深いものがありました。
そして 2017年
兼ねてから国際的なカンファレンスを謳っていましたが、今年からスポンサーを募ることと、海外からスピーカーを招き、全セッション同時通訳されることがvim-jpより発表されました。
スポンサーになるまでの流れ
詳細はまったくわかっていなかったのですが、すぐに会社に稟議をとおし即日でTwitterの @vim_jp
へ連絡をしました。 後述で書く VimConf2017のスポンサーになる理由
はあったので、会社とはすぐに話がつき、金額やスポンサード内容については概ね任せてもらえることになったのでした。
スポンサーメニューを入手
個別に準備会メンバーから連絡をいただき、枠数や価格やスポンサー特典が書かれたメニューを入手しました。 非公開なものなのでここでは詳細は差し控えますが、企業スポンサーとしては妥当な金額なレンジでしっかりしたものでした。
弊社はプラスして下記のような提案をさせていただきました。
日中に温かいコーヒーとオレンジジュースを参加者に無償(飲み物を弊社が用意して提供いたします)で飲んでいただけるようにして、Vimらしいプリントした紙コップをノベルティとして配布し、当日を楽しんでいただければと思っています。
会場都合の確認や人数算出や提供方法など、準備会メンバー1名の方と数十通のメールをやり取りしました。 初回ということも重なってやりとりや確認事項も多く、仕事をされている中で各社とやりとりするのは大変だった思います。
ブログレポートやツイートにもありましたが、よくこのスタッフ人数で回せたなとスポンサー視点でも感じました。来年のスタッフはあと数人は増えるといいですね。
スポンサーになってみて
当日を過ごし、懇親会や参加者レポートを拝見し、得れたことや感じたことです。
- 参加者の満足度が高いカンファレンスとなった結果、来年の更なるコンテンツを期待できた。
- いち参加者としても嬉しい限り
- スタッフの方々にとても感謝された
- 開催の原動力は準備会に関わった方々のパワーが大きいですよね
- 弊社の名前を司会の方から何度か紹介してもらった
- スポンサーへの配慮をしていただいていると実感
- 参加者の頭の片隅に残って何かの機会で「あー。あの時の。」ってことになるんじゃないかと
- 一般参加した弊社メンバーにも「スポンサーになってよかったんじゃないか」とフィードバックをもらった
- 一緒に働く人の理解もあって、Vim出張にも気兼ねなくいける!(2年ぶり3回目のVim出張に今月行ってきます)
VimConfをスポンサーするメリット
閉会の言葉では、VimConf2018に向けて、さらなるスポンサーを募っていましたね。検討しようと思った方々も多いのではないでしょうか?
弊社事例を紹介します。
採用に繋がる効果
アットウェアではVimのおかげである優秀な新卒社員を今年迎えることができました。
ISUCONというエンジニアの総合力を試されるチューニングコンテストがあるのですが、今年のISUCON7にその新卒社員も参加し、難関である予選を上位で突破しました。
入社してもらえるきっかけが、交流があったとある大学のコンピュータサークルから「勉強会でVimネタの話が聞きたい」とリクエスト受けて、新幹線に乗って大学へ訪問したことでした。彼はVimとラーメンも好きだったので横浜のこの地を選んでくれたのでした(採用担当の熱心な活動があったという事実もあります)。
これは、VimConfの幾つかのセッションで触れられた、「ダイバーシティや若い層の関心やコントリビュートもあって今がある」という点にも繋がっているように思います。
極端な事例なのかもしれませんが、弊社のような知名度が高くない会社でも「ポテンシャルを持った若者に関心を持ってもらえるきっかけになる」という恩恵をVimから受けました。
こういうことって本当にあるんですね。えっ!?
最後に
去年も良かったと思ったVimConfでしたが、今年はさらによかったですね。
スポンサーに名乗り出て、場づくりに貢献できてよかったです。
準備会および参加者のみなさまお疲れ様でした。VimConf2018でまたお会いしましょう!
これからも、弊社はVimConf以外にも社員が熱心におこなっている活動やコミュニティへ積極的に支援していきます。