Geeks Who Drink in Tokyo -Backlog Lovers Edition- というイベントにお声いいただき、弊社武永が登壇いたしました。
イベント概要
Geeks Who Drink in Tokyoは、株式会社ヌーラボがお世話になっているプログラマーやデザイナー、そして私たちのサービス(Backlog/Cacoo/Typetalk)を使って頂いているユーザのみなさんと技術やデザインなどについて語りながら、交流をするイベントです。
今回は「Backlog Lovers Edition」というテーマで、Backlogを使ったコミュニケーションや課題管理について、実際の利用事例や「自社ではこんな使い方をしている」というアイデアを交換し合うユーザーミートアップとなっています。Backlogユーザーではないけれど、クラウド型プロジェクト管理ツールやコラボレーションツールに興味がある方も大歓迎です。
発表者とスライド発表タイトル
- 株式会社ポートイット 笹尾さん
- Wikiからはじめるプロジェクト・マネジメント
- 株式会社アットウェア 武永
- Backlogでの社内情報共有とAPIを使用したツールを作った話
- 株式会社ヌーラボ 吉澤さん
- Let's Typetalk with Backlog
弊社事例発表内容について
各発表者さん内容は他参加者さんからの参加レポエントリーを参考にしていただくとして、弊社事例発表を参加者として聞いて、社内事情を知っている立場として感想を書きたいと思います。
アットウェアからの発表内容は以前にユーザインタビューでお話しさせていただいた内容が主だったのですが、それに加えて最新の事例を付け加えたものとなっていました。
特にSIerでよくある事例が個人的に面白かったです。SIでは複数プロジェクトが立ち上がって終息していきます。5年〜8年を超えて保守を含む継続している息の長いプロジェクトもありますし、レガシーなシステムを引き継いで開発することもあります。
そういう時には、社内デファクトの課題管理ツールとしてBacklogを採用しているものの、過去に使っていた課題管理システムをいきなり切り捨てることはできず、異なるツールを使うならばデータの引き継ぎや使い分けの妥協が必要になってきます。
紹介した事例ではMantisを使っていた既存プロジェクトがあり、それを「Backlogに移行した」というケースで、Mantis -> Redmine -> Backlog という変換機能を連鎖させて課題管理の移行を成功させたというものでした。 途中、完璧な互換性がないので妥協した部分やツールに手を加えてやや強引にインポートをしていって、最終的にMantisと同じことができるという観点ではなく、課題として引き継げ再利用していけるかという観点で移行を進めたということを言っていました。
今回はMantisでしたが、社内標準(デファクト)といっても、状況に応じてフレームワークやツール類もプロジェクト特性や利用者にあったものを選ぶことになりますので、多岐に渡るツール群と付き合っていくのは、これから先もずっと考えていくことになるでしょう。顧客のセキュリティ基準やネットワーク環境、標準ツールとの兼ね合いで、Backlog以外の選択肢になることは十分起こりえます。そういう時には、情報共有とワークフローがうまく進められるように、今回発表されたようなことを引きつづきしていきたいですね。
全体的な感想
また、ポートイット笹尾さんの発表でWikiベースでコミュニケーションが進められている様子を聞き、Wiki駆動となっている様子は、弊社の使い方と随分と違うなぁと思ったりもしました。アプローチが全く違うので参考になりました!
Nulabさんのユーザを対象にしたミートアップでしたので、課題管理・タスクの仕事のやり方など工夫されている方が多く、懇親会でも関心あるGTDやポモドーロといった手法のテーマが話題になったり、とても楽しい場となりました。
弊社コアバリューのひとつとしてはオープンマインドを大事にしているので、こういったオープンな場で社内事例を発表でき、それについて社外の方と交流・ディスカッションできることは、大変うれしいことで、またこういう機会があればいいなと感じました。