春ですね。弊社に、新しい仲間が4人入社いたしました!
本年度の研修もスタートしています。
昨年度から、セルフ・コントロール型研修を実施しました。研修が終わり、そのふりかえりを行い、本年度の研修を見直ししました。 このブログでは、昨年の研修のふりかえりと、本年度の見直した部分をお伝えしようと思います。
セルフ・コントロール型研修
短くいうと、研修者と運営者が設定したゴールを共有して、ゴールまでのプロセスを研修者の裁量で決める研修です。
弊社で取り組んでいた過去の研修内容を参考に、どのような研修内容を行うか、「カリキュラムは?」や「タイムテーブルは?」「担当は?」など組み立て、社員のいろいろなアイデアを募って、紆余曲折しながら、研修の設計をしていました。
並行して、一昨年の弊社で 『7つの習慣』読書会 を行ってました。
『7つの習慣』の「Win-Winのマネジメント・トレーニング」を読んで、「セルフ・コントロール型研修」に、手段を本人に任せることで、個々人の潜在能力を最大に活用し、主体性をはぐくむ実践経験ができる理想の研修を見出しました。
私達は、研修者が研修後にどのような能力を身に着けているべきか明らかにして、研修者を全面的に信頼し、手段を押し付けないことで、早く目標達成しようと意欲的になり、望む結果にも、相手の成長にもいち早くつながると、考えました。
そこで、セルフ・コントロール型研修になるように、研修者へ全面的なデリゲーション(手段は自由に選ばせ、結果に責任をもたせる)のもと、何が期待されているかお互いに理解し、納得するために「実行協定」をまとめました。
「実行協定」
- 望む結果(カリキュラムの各ゴール)
- ガイドライン(守るルール)
- リソース(望む結果を達成するために使える人員・資金etc)
- アカウンタビリティ(研修なので、理解度の報告)
- 評価の結果(OJTへの移行の可否)
カリキュラムは、ハードスキルとソフトスキルを体系化し、各課題のゴールを設定しました。
昨年度のふりかえり
研修が終了し、KPTにそって、ふりかえりを行いました。
Keep
- ボリューム総量がちょうどよかった。
- コロナ禍以降も、担当&研修者で制御できた。
Problem/Potential
- 報告のフォーマットを用意したことで、報告書を書くことがゴールと捉えられ、ゴールまでのプロセスに自由度(創意工夫)が制限された。
- 研修後、どんな姿になっているかを描いていないので、各課題を消化するだけになってしまった。
Try
- カリキュラムは最低限を定義し、研修者に研修後のイメージ・目標を最初に想像していただき、カリキュラムに入れたいこと(希望)を盛り込む。
- 報告の手段も自由にする
今年のセルフ・コントロール型研修
ふりかえりを受け、今年の研修は、事前に、内定を承諾頂いて以降、新入社員の方々と研修内容のすり合わせの時間をいただきながら、研修内容を組み立てました。
そして、研修後のイメージ・目標を見出すことを先に行うために、セルフ・コントロール型研修より、前に以下のイベントを行うことにしました。
- ドリームマネジメント:自分の夢の解像度を上げる。
- ミッションステートメント研修:自分の軸(原理・原則)を見い出す。
今年の研修は、もう一つ願い(テーマ)を込めました。
「P/PCのバランス」
研修は、P(成果:Performance)よりも、PC(成果を生み出す能力:Performance Capability)に重きを置いて、活動する。
(すでに始まっていますが、)これから、新しい仲間が、ワクワクして成長に取り組めるような研修にしたいです。
研修の終わりには、研修をうけたみんなより、レポートをお伝えしようと思います。