2016年に初めてスポンサーをさせていただいてから、早いもので8年が経とうとしています。
当時はScalaという言語とそれを取り巻くフレームワークなどに新たな可能性を見出し、Scalaコミュニティの方々から学ばせていただくことも多くありました。
業務導入でのScalaという言語だけでみると経験が浅い中、弊社を頼ってお仕事を発注して頂き、分析プラットホームでのデータ処理から、企業向けサービスのがっつりした機能開発、保守が必要なレガシーコードとの対峙やマイグレーション対応まで、幅広く経験を積んできました。
そのように挑戦的なプロジェクトが進んでいるさなか、数年にわたって働き方を含め社会的影響を及ぼしたコロナ禍が訪れ、ScalaMatsuriだけでなく様々なイベントやカンファレンス界隈がオンラインやハイブリット開催へ切り替えることを余儀なくされました。
そして、ついに今年は完全オフラインでお台場にある「東京国際交流館 プラザ平成」に戻ってきて本格開催しますという発表がありました!
運営メンバーの世代交代もあり、今までのScalaMatsuriを踏襲しつつも新しい試みや変化もあり、どんなカンファレンスになるかを楽しみにして、今年もスポンサーをさせていただきました。
カンファレンス前の準備に練ったこと
さきほども言及したように環境変化が大きく、様々なことが様変わりしました。
私も例にもれず、コロナ禍でリモートワークを余儀なくされました。 以前から、リモートワークを推進したくオンライン・オフラインどっちでもうまくやっていく力を引き出したいという想いがありました。 そこで、コロナ禍が落ち着いた今も、対面で必要な時はオフィスに出社してホワイトボードを使いながらミーティングをすることもあるのですが、環境におかれてこそきづいたり、工夫しようという努力があるのでリモートワークを重点において日々仕事に取り組んでいます。
そこで、気づいたのがオフィスで普段から恩恵を受けていた数々の福利厚生やサービス。 コーヒーやお茶もフリードリンクで用意して頂き、オフィス移転前は大きな冷蔵庫に社員の声で導入されたカルピスなどの飲み物があったりして、うれしかったことを覚えています。(今はWeWorkからドリップ式の本格コーヒーや豆乳など様々なドリンクが提供されています)
自宅でも飲みたいものを飲んではいますが、オフィスと違って同僚からの差し入れや品のローテーションなどの意外性ある出会いが減ってしまうのも事実でした。 私以外にも同じ思いをもってScalaMatsuriに参加している方々は多いんじゃないかなと考えました。
そこで、みなとみらいのオフィスからほど近い場所にある、自店でスリランカから直輸入している紅茶専門店のおいしい紅茶(私も普段愛用しています!)を、みなさんにノベルティとしてお届けできたら、意外性も含めて喜んでいただけるのではないかと思って、お店に相談をしてノベルティ用の専用ティーパックを袋詰していただけることになりました。
どうしても自宅で一人で作業していると、根を詰めてしまうこともあるし少しばかりのリフレッシュとして、お茶を飲んでいる時間に弊社メンバーが過去に書いた技術ナレッジや組織的な取り組みのブロク記事や、他社の方とお話する中で生まれたScala先駆者インタビューという連載記事、弊社が受けたインタビュー記事などを、お茶のお供に読んでいただければと思い、ピックアップして専用の teatime.atware.co.jp というドメインでランディングページを用意することにしました。 (スポンサーをする時のベネフィットも考えて弊社をよりよく知っていただければということも考慮しました!)
当日を迎え
冒頭でカンファレンスの運営のやり方も変わったことがお伝えしましたが、その中のひとつとして、ノベルティ配布方法が事前に運営が袋詰をして全スポンサーの全ノベルティーを一律に参加者全員へ配布するのをやめ、デスクにノベルティを各社が並べ、参加者が各自欲しいものをもらっていくというスタイルになりました。
自分も参加者としてカンファレンスに参加することがあるので気持ちがよくわかるのですが、パッと見だと、紅茶なのかコーヒーなのか、それともウェットティッシュなのかもわからないこともあります。ノベルティをもらいにカンファレンスに来るわけではなく、セッションを聞いたり、参加者と懇親をするのが主目的となるので、どうしても配布ブースはサッと眺めて素通りとなりがちなんですよね。
そこで、気づいていただきやすいように、人の通りがあるようなお店の様にディスプレイして、直感的に感じ取ってもらえるようにお盆とお皿にのせて、粘土で作った「クレイケーキ」も並べてみました。選んでもらえる楽しみも盛り込もうと思って、産地でもミルクティー向き茶葉やストレート向き茶葉やチャイに向いている形状(CTC)など、複数の種類を用意し、特色の違いもわかる資料を置きました。
補充をスポンサー自身で行う必要があったということもあり、受付開始の序盤には自身で補充しながらもらってくださる方の反応を見ていたのですが、海外からの来場者が「Oh!! Sri Lanka tea! Uva〜、Ruhuna〜」と産地名を読み上げながら、どっちにしようかなと悩んでいるのを見かけました。
補充をしている時には、他のスポンサーさんともお話するきっかけにもなりましたので、全参加者に一律にモノを配布する形とこのスタイルも一概にどっちがいいとは言えませんが、今回のような形態は、能動的な行動を促すことになるので、ポジティブな面も多くあるなと思いました。
懇親会タイムでは、ノベルティをもらっていなかった方々が終盤に次々ともらっていってくださり、用意した分はほぼなくなってしまうほどで、弊社からのホスピタリティを考えて作ったモノがまずはお手元に届けることができてよかったです。
ScalaMatsuriでの出会いと感じたこと
今までと同じ会場でしたが、メイン会場とサブ会場の同時並列度は少なく、ほぼメイン会場での発表でした。 セッションを聞いて身になったなと思ったことはありますが、私にとっては久々のリアル懇親会で、スタッフの方は知人の方、また初めてお会いした方々と技術談義や普段の悩みや、最近のScalaや言語事情、組織での課題感をお話でき、すごく有意義な時間を過ごすことができました。
当日、お話してくださった方どうもありがとうございました!楽しかったです。
最後に
初めてお会いした方も「アットウェアさん毎年スポンサーしてますよね」と言ってくださり、存在を認識していただいていることに嬉しく思っています。 コミュニティの発展への寄与、エンジニアングを中心としたシステムづくりのプロとして「システムで人々をしあわせにする」というミッションを果たしていきたいです。
こういう弊社で一緒に働いてくださる方、お仕事の相談をしたいなと思う方、ぜひお気軽にお声がけください!
今年もScalaMatsuriの運営のスタッフの方々お疲れ様でした。カンファレンスを開催していただきありがとうございました。