1 はじめに

徳島大学工学部 知能情報工学科 4 年の居石峻寛です.
7/31 - 8/4 の 5 日間,アットウェアでのインターンシップに参加させていただきましたので,その内容について記していきます.

2 実施概要

  • 日程 : 7/31 - 8/4の5日間
  • 場所 : 株式会社アットウェア 横浜本社
  • 内容 : インターン生で「競技プログラミングコンテストを簡単に開催できる Web システム」を共同開発
  • 参加者 : 4人 (大学院1年生,学部4年生,高専2年生,工業高校2年生)

3 スケジュールと活動内容

3.1 オリエンテーション,見積もり (7/31)

午前中はアイスブレイクを兼ねてインターン生のみんなでミニゲームを楽しみました.実施概要の参加者を見ていただけると分かると思うのですが,学年や所属している組織の性格も全然違っています.また住んでいる地域もバラバラだったので最初はうまくやっていけるのか不安でした.しかし社員の方が一生懸命考えてくれていたアイスブレイクのお陰で,昼食を摂る頃には気軽に話して盛り上がれるようになっていました.
午後からは開発したいものからタスクを炙り出し,プランニングポーカーで見積もりを立てていきました.今回は一週間しか期間がないということもあり,何を開発するかについては事前に Skype ミーティングで決めていました.しかしながら思った以上に難しく,見積もりをまとめるのにも結構時間と苦労をかけていた記憶があります.

3.2 開発 (8/1 - 8/3)

とにかく開発,テストの繰り返しでした.Scala で回答プログラムの実行・評価部分を開発していたのですが, なにぶん Scala での本格開発は初めてで社員の方々に訊いて回りながらなんとか組み上げました.
また技術以外の面でもブランチ管理に始まり,タスク管理ツールの使い方やコミュニケーションの取り方など共同開発をしていく上での必要な事柄が沢山学べたのは非常に大きかったです.
また雰囲気の方もただひたすらに開発をしてデスマーチのようになっていたかというとそうでもなく,インターン生同士で話をしながら和気藹々とした雰囲気での開発ができました.メンターの方々もときどき様子を見に来てくださったり,昼食を一緒に摂ったりして社員の方との交流も多分にでき非常に楽しかったです.

3.3 成果発表会 (8/4)

最終日にはスライド作成とスライド発表をしました.偶然海外からのインターン生も期間が被っていたようで, 成果発表は彼らと一緒にやることに · · · お世話になった社員さんたちや海外の学生さんらが聴講してくださっている中,緊張しながらも発表を耐えきりました.
最後に振り返りをして,反省をしつつ一週間のインターンは幕を閉じました.

4 成果

今回のインターンで開発させていただいたものは「競技プログラミングコンテストを簡単に開催できる Web システム」です.誰でも簡単に開催できるよう Dockercompose 一つを実行するだけでシステム全体が再現できるようになっています.システムの構成は下の図になっており,主催者がサーバを立ち上げて問題を作成し,回答者がそこへ回答プログラムを投稿すると自動で実行されて評価されるというものです.
僕はこの中で回答プログラムを受け取り,実行してテストケースをパスするか判定する評価部分を開発していました.

system.png

5 所感

 最初はうまくやっていけるか心配でしたが,メンターの方々のフォローやインターン生にも恵まれ,非常に充実した実りある一週間となりました.
 プログラミングで作ってみたい,誰かと一緒にモノを作る喜びを知りたい,IT を生業としている人と交流したい · · · そんな方には是非是非オススメのインターンシップです.
 最後にお世話になったアットウェアの皆様,この度は素晴らしいインターンを体験させていただき本当にありがとうございました.