昨年、VimConf2017をこのような想いでスポンサードさせていただき(開催後のレポートはこちら)、今年もこの時期がやってきました。
2013年から開催されているVimConfは前身イベントから数えると5年以上になりますね。
今年は特別なものになることが告知されています。遡ること30年前(1988年)にVimの作者であるBram Moolenaarさんが1.0を公開しました。そして30年継続的にコミュニティと一緒になって開発が続けられ、現在に至ってはほぼ全てのLinux OSにデフォルトでVimが搭載されており、開発者に向けたエディタとしても利用され続けています。
流行やパラダイムシフトや周辺環境事情の変化が起き続けるなかで、一つのことをやり続けるということは数年、十年でもすごいことなのに、30年という時を積み重ね、今尚第一線であり続られるマインドはどのようなものなのでしょうか?
VimConf2016のk-takataさんの発表でありましたように、現在もリリース作業や機能取り込みの意思決定はBramさんがおこなっているものの、多くの日本人を含む世界中のVimコミュニティの方々も一緒になって開発やメンテナンスが続けられています。
これから10年・20年先もVimが使い続けられていることも想像でき、コミュニティも周辺環境の変化に対応していくのではないかと思います。
世界を見据えて活動されていたVimConf。リリースから30年という節目の年にBramさんが来日するというこのイベントに影響されて、普段業務で接しているOSSに関して考える方も何かの小さな活動を開始をする方も多くでてくるのではないでしょうか。
そんな、過去と未来を繋げるこのカンファレンスに、筆者個人・所属会社として今できる最大限の貢献は何か?と真っさらな状態から考え、プラチナスポンサーとして申し込みさせていただきました。(この辺りのことはまた当日話せる機会があればお話ししたいです)また、筆者個人としても開催に向けて協力できることがあればしていきたいと考えております。
当日は、日本をはじめとする世界のVim本体開発者やこのエディタを使ってOSS開発する方々にとって明るい未来のきっかけになるような、楽しく・素晴らしい日になることを願っています。
Bramさんに逢える日が今から楽しみでしかたありませんね!