11月10日、大阪の天満研修センターにて開催された Scala関西Summit 2018 に参加してきました。
セッションはScalaの言語的な話題からAkka、FP、DDDまで幅広く、例えば「明日から使える実践エラーハンドリング」では Scala でのエラーハンドリングにどの方法を使うといいのかということを、Javaからの歴史をなぞって分かりやすく解説されていたり、「Scalaでのドメインモデリングのやり方」ではドメインモデリングする際のかなり実践的な方法を紹介されていたりと、技術者として刺激を受けた非常に楽しい一日となりました。
そんな中、弊社からも1人CFPに応募してScala関西Summitにて登壇しました。
題名は「もしExcel方眼紙を愛するSIerがScala案件に投げ込まれたら」。
発表では、今までほとんど使ったことのないScalaに苦戦しつつも、まずは今までやってきた仕事の経験を活かすことを目標とし、業務理解や要件整理といった自分の得意分野を着実にこなすことで徐々に自信を取り戻していったと語っていました。
Scala のような慣れない技術に初めて触れるとき、どのようにバリューを出していくのかということは、誰にとっても難しい課題の1つだと思います。
もし自分がそういった状況になったとして、まずは自分の持っている知識と能力を活用し、今自分にできることを確実にやっていくという考え方は、今後同じような状況になった場合の1つのロールモデルとして参考にできそうだと感じながら見ていました。
また、最後には Scala を怖がらずに難しい概念に遭遇したら楽しんでしまおうというメッセージを発信されていました。
全体を通して、何はともあれ「とりあえず楽しんでやってみようよ」というような気概を感じるセッションでした。
初心者の状態から Scala 案件に飛び込むのは、Scala は難しいというイメージもあり、少し勇気がいる事かもしれません。ですが、Scala に興味はあるけど仕事で使うのはちょっと...と二の足を踏んでいるような人の背中を押すようなセッションになっていたんじゃないかなと思います。
今回Scala関西Summit2018に参加してみて、様々なセッションがあって1つ1つのセッションを飽きずに楽しくみることができ、Scalaをより好きになれるような素晴らしいカンファレンスでした。スピーカーの皆さん、運営の皆さんお疲れ様でした。
また来年も今回のようなカンファレンスが関西の地で開催されることを今から楽しみにしています。
(ちなみに、今回の Scala関西Summit2018 ですが弊社アットウェアもシルバースポンサーとして協賛させていただきました)