リチャード 伊真岡さんをお招きし、「OSSコントリビューションの始め方」「Akkaについて」という2テーマで社内勉強会を開催していただきました。
Scala関連のカンファレンスやbuildersconなどで登壇されているリチャードさんにお越しいただいて話が聞ける大変ありがたい機会でした。
前半:OSSコントリビューションの始め方
前半は「OSSコントリビューションの始め方」というタイトルで、OSSへのコントリビューションの貢献のモチベーション・仕方・程度などは多様で、まずは「気軽に始めてみましょう」というお話でした。
普段お世話になっているOSSに恩返しの気持ちも込めて、簡単なところから始めてみようと考える機会になりました。
後半:Akkaについて
Akkaの歴史から始まり、akka-cluster, akka-persistenceの解説や、 弊社のバックグラウンドに合わせてAkka + SpringBootという切り口で、よく採用しているSpringBootを軸にした視点で比較・解説くださり、盛り沢山な内容でした。
中でも私が印象に残っているお話がAkkaで構築するクラスターとKubernetes等のコンテナオーケストレーションを使ったマイクロサービスという視点でのクラスターの関心の違いについてでした。
図のようにAkkaが意識しているのは1つのアプリケーションとしてのスケールで、Kubernetes等のコンテナオーケストレーションツールではマイクロサービスのようなサービス群としてのクラスターを意識しているということでした。
Akkaクラスターの得意/不得意について実際の利用シーンを交えて説明してくださり、使い分けのイメージが湧きました。
最後に
発表を通じてOSSコントリビューションやAkkaについて理解を深めることが出来ました。
今回は座学が中心でしたが、発表の中でAkka Clusteringのハンズオンを行いたいというお話もありましたのでそのような手を動かす機会や、社内勉強会を通じてAkkaへの理解をより深めていきたいです。
リチャード 伊真岡さん、素晴らしい発表をありがとうございました。
近日リチャード 伊真岡さん主催のEventStormingワークショップが開催されますのでご興味のある方は、是非参加してみてはいかがでしょうか。