第 9 回 はんだ部 活動レポート

第 9 回 はんだ部 活動レポート

みなさん、こんにちは。KEYチームの矢納です。今日も張り切ってはんだ部レポートを書いていきたいと思います。

Raspberry Piを使っているのに、技術ネタが今まで出てきてませんね(^^;;

と、いうことで今回は簡単にWeb Server?作成の手順をあげていきたいと思います!

今回やりたいことはこんな感じです。

さて、今回は大好きなJavaではなく、Pythonでやっていきたいと思います。なぜPythonなのかというと、せっかくRaspberry Piの推奨?言語なので、使ってみようと思った訳です。

では、最初にFlaskというフレームワークをインストールします。Flaskはpipを使います。

$ sudo apt-get install python-pip
$ sudo pip install flask

では、次にPythonでコードをガリガリと書いていきます。

from flask import Flask, render_template
import RPi.GPIO as GPIO
import datetime

OUTPUT_PIN = 4

app = Flask(__name__)

GPIO.setmode(GPIO.BCM)
GPIO.setwarnings(False)
GPIO.setup(OUTPUT_PIN, GPIO.OUT)


@app.route("/")
def show_top_page():
    now = datetime.datetime.now()
    time_string = now.strftime("%Y-%m-%d %H:%M")
    template_data = {
        'title': 'Sample Top Page',
        'time': time_string
    }
    return render_template('top.html', **template_data)


@app.route("/light/on")
def light_on():
    GPIO.output(OUTPUT_PIN, GPIO.HIGH)
    return '{"result":"ok"}'


@app.route("/light/off")
def light_off():
    GPIO.output(OUTPUT_PIN, GPIO.LOW)
    return '{"result":"ok"}'


if __name__ == "__main__":
    app.run(host='0.0.0.0', port=80, debug=True)

とても簡単です。@app.route("/")でアクセスを受けて、処理を行います。今回 / でアクセスされた場合はHTMLを返すようにしてあります。HTMLを返すのにはFlaskのrender_tempalteを使用します。これは* templates *のフォルダにあるHTMLを返します。

では、top.htmlを見てましょう。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head lang="en">
    <meta charset="UTF-8">
    <title>{{ title }}</title>
</head>
<body>
<h1>{{ time }}</h1>
<hr>

<p id="msg"></p>

<button id="on" class="btn btn-success btn-lg"><span class="glyphicon glyphicon-arrow-up"></span> On</button>
<br>
<button id="off" class="btn btn-success btn-lg"><span class="glyphicon glyphicon-arrow-down"></span> Off</button>

<script type="text/javascript" src="{{ url_for('static', filename='js/jquery-1.11.2.js') }}"></script>
<script type="text/javascript" src="{{ url_for('static', filename='js/top.js') }}"></script>

</body>
</html>

{{ }}で書かれている部分がpythonで記述されていたtemplate_dataに対応します。また、Javascriptやcssも読み込みたいと思います。そのときはurl_for()を使います。第一引数はstatic(多分これだといけない気がします)、第二引数はその配下のファイルをしてします。ディレクトリ階層は下図の通りです。

あとはこれらのファイルを転送して sudo python top.py を実行するだけです。実行後ブラウザでRaspberry Piにアクセスしてみてください。画面上のボタンの「ON」」「OFF」でLEDの点灯・消灯が可能です。

意外と簡単に作成することができました。本当はBootstrapを使おうとしたのですが、よくわかりませんでしたので、今回はスキップです。軽く調べてみたら、Flask Bootstrapというのがあるらしいですね。まぁそれはおいおいということで(^^;)

今回はここまで。

Email:yanou at atware.co.jp

Happy Scala Day from SF!

Happy Scala Day from SF!

20150316_171257.jpg

Hi, I am Jeff. I am here in SanFrancisco now to come to Scala day! This year from Mar 16-20(include training), Typesafe,inc hold this event in SanFrancisco. It's amazing event!!

Last year, I and some atWare colleague visited to SF to attend OracleOpenWorld and Javaone. It was also good. However, one aspect of this conference that is very different than OracleOpenWorld is that all the major names are here and it's a much smaller group. I recognize many of the names and faces from stack overflow, blogs, and frameworks.

I am so excited!! Don't worry I will get a better photo with odersky together!!

Happy Scala day!!

チーム合宿

チーム合宿

こんにちは。KEY チームのアライです。

3/13(金)に箱根強羅でチーム合宿を行いました。

ほとんど坂道。しかも急坂です・・・

部活合宿の坂道ダッシュを思い出します・・・

 

 

まずは12月からの四半期のふりかえり。KPT*1 で実施。

チームの事、個人の事、会社の事・・・

*1 KPTとは、ふりかえりを行う際のフレームワークの一つです。それまでの活動で良かったこと、次もやりたいことを「Keep」、問題だったことを「Problem」、問題に対する解決策や次にやりたいことを「Try」として、3つの軸で整理していく手法です。

 

 

夕食を終えて、合宿パート2のスタート。

チームリーダーが夜食を用意してくれて、準備万端!

ちなみにロシアンおにぎり。

 

 

 

今回は色々なセンサ(臭い、距離、温度など)と Raspberry Pi2 *2 を組み合わせた IoT *3

一人一センサで試行錯誤を繰り返し、夜が更けていきました・・・

結果的には完成形となるモノはできませんでしたが、みんな楽しく取り組めたので良しとしましょう!

*2 Raspberry Pi とは、ARM プロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ。イギリスのラズベリーパイ財産が開発。

*3 IoT (Internet of Thing)とは、一意に識別可能な「もの」がインターネット/クラウドに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み。

 

 

最後は合宿といえば、トランプ!

時間を忘れて朝4時まで・・・

チームの輪が更に深まった一日となりました!!

第 8 回 はんだ部 活動レポート

第 8 回 はんだ部 活動レポート

こんにちは!
はんだ部紅一点、スマイルエンジニアの木村です。
 
本日は待ちに待った!?、
はんだ部の活動日ということで
ちょっと活動内容をレポートしちゃいます!
 
昨年の 5 月から開始したはんだ部ですが、
第 8 回目(全然キリよくない!)となる今回は、
なんと!
 
新たなメンバー 2 名(Jeff & Huy)を迎えての活動となりました!
 
 
初参加ということもあり、
今日は Raspberry Pi のセットアップと
LED の点灯、と Raspberry Pi ビギナーなら
誰もが通るであろう道を 2 人にも体験してもらいました!
 
普段、英語を話す 2 人には、
レクチャーするのももちろん英語です!
 
内容的には初心者向けでも、
慣れない英語を使っての説明はなかなかのハードモード。
 
電子工作どんとこいの先輩メンバーでも
言語の壁に苦戦中ー!?

 
先輩たちの熱意が伝わったのか!?、
作業に取り組む 2 人もこ〜んなに真剣!!

みんなの頑張りの結果、
最後は無事に、
2 人とも L チカ(LED 点灯)することができました!
 
 
先日、Windows 10 も動くと噂の、
New バージョン Raspberry Pi 2 も登場し、
ますますアツイ IoT 界隈。
 
はんだ部でも今後どのように活躍してくれるのか、
これからが楽しみですね!
 
期待で胸いっぱいになってきたところで、
本日はこの辺で!
 
 
とってもインターナショナルなはんだ部の
第 9 回の活動は 3 月下旬頃を予定しています。
 
次回のレポートもお楽しみに!  
 
 

■ はんだ部とは?

はんだ部は
「楽しく電子工作してみよう!」
をモットーに活動する、
アットウェアの部活動の 1 つです。
 
メンバーは男女混成で、過半数が電子工作初心者です。
 
「はんだ部」という名前ではありますが、
はんだの使用は必須ではなく、活動内容に縛りはないので、
最近はもっぱら Raspberry Pi 中心でやってます。
 
 

現在、新規メンバー絶賛募集中です!
 
電子工作にちょっとでも興味がある方なら、
どなたでも OK !
 
あなたの参加をお待ちしております!!    
 

みなとみらいアットウェアオフィスの周辺環境

みなとみらいアットウェアオフィスの周辺環境

みなとみらいには魅力がたくさん。5分も歩けばこんなリフレッシュできる場所も!

アットウェアの本社みなとみらいオフィスは、東横線から直結しているみらとみらいラインのみなとみらい駅付近にあり、風光明媚で観光資源や商業施設が豊富にある横浜みなとみらいエリアの中心にあります。オフィスから5分も歩けば、様々な種類の施設をめぐることができ、気分もリフレッシュ。今日は、オフィスの近くにどんな建物、施設、スポットがあるのか、書いてみたいと思います。

 

みなとみらいのランドマーク 「ランドマークタワー」

横浜みなとみらいに来たら、誰もの目に入るのが、ランドマークタワー。このランドマークタワーは一時期、日本一高いビルとして君臨。現在は他のビルに抜かれてしまいましたが、今でも観光として有名です。また、低層階はランドマークプラザとしてショッピングモールになっていて、高級ブランドの他、レストランやイベントなどでも利用されています。

太平洋の白鳥と呼ばれた「日本丸」

ランドマークタワーの前には1930年代に作られた大型帆船の日本丸があります。日本丸は現在観光用として展示されているだけですが、時々、帆を広げるイベントを行っているようです。見たい人は是非日付をチェックして訪れてはどうでしょうか?

IMG_9487.JPG

世界一の大きい時計台「コスモクロック21」

さらにランドマークタワーの隣にあるコスモワールドという遊園地でも人目を集める大きな観覧車「コスモクロック21」。この観覧車は世界一大きい時計台として登録されているようです。対岸からの眺めが最高ですし、乗っても最高です。約15分の観覧になりますが、よければスケルトン仕様のカゴが4つあるので、乗ってみてはいかがでしょうか?夜は30分ぐらい並びます。

IMG_4997.jpg

不思議なオブジェ「モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー」

ランドマークプラザとクイーンズスクエアの間にあるこのオブジェ。名前は「モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー」と言って、風の通り道、流れを意識し、「たなびく雲」をイメージして作られたようです。この周りには大道芸人が週末になると芸をしているので、興味のある人は訪れてはどうでしょう?私は個人的に、近くにあるフローズンヨーグルトが好きです。

 

横浜の文化と世界の美術を鑑賞できる「横浜美術館」

先ほどのオブジェから歩いて1分程のところにあるのが横浜美術館。こちらの前には大きな池が2つある公園のようになっていて、日向ぼっこやゆっくり時間を過ごす人がベンチに座っているなど憩いの場となっています。私もきばらしに時々ココらへんをゆっくり歩いては考えをまとめたり、ヒントをもらったりしています。当然、美術館ですので、自分の嗜好にマッチしていたら入って観てみるのもよいでしょう。

http://yokohama.art.museum/

私達の台所。新ショッピングモール「Markis」

MARKISは三菱地所グループのショッピングモール。若者、特に子育て層をターゲットにしたお店が多く出店しているショッピングモールです。地下には食料品スーパーやいわゆるデパ地下のような惣菜、おみやげのお店が多くあり、私達のお昼のお弁当やおつまみなどの台所として利用しています。また4階にはフードコートやレストランもあり、その日のお腹の具合とおさいふと相談してどこに行こうか決めることができます。

まだまだ魅力はたくさん!!

今回は徒歩5分圏内の施設、スポットを紹介しましたが、徒歩10分だともっと色々な施設があります。

  • 特徴的な形のインターコンチネンタルホテル
  • 海が綺麗な臨港パーク
  • オリジナルカップヌードルが作れるカップヌードルミュージアム
  • シアターとお買い物ができる横浜ワールドポーターズ
  • 不思議な組み合わせな、BMW&ポルシェ&ニトリ
  • The 横浜 横浜赤レンガ倉庫
  • 優雅に散歩 汽車道

是非観光がてらアットウェアオフィスに来てみてください!!

 

 

Atlassian ID 管理ツール Crowd

Atlassian ID 管理ツール Crowd

こんにちは 、 KEYチーム所属の円城寺です。

当社は Atlassian Expert と呼ばれる Atlassian 社のパートナー企業の一社として名を連ねさせて頂いております。

そんな当社ですが、あまり Atlassian Expert であることをアピールしていませんでした。
ということで、せっかく Atlassian Expert なので、Atlassian の記事を書いてみようと思います。

今回は、JIRA や Confluence などに比べて注目されにくいものの、
意外と便利な Crowd についてどのようなものかを書かせていただきます。


Crowd とは

Crowd とは Atlassian 社が提供する、ユーザー管理、シングルサインオンソフトウェアです。

公式には、

「使用、管理、統合がとても簡単なシングルサインオンとユーザー ID のためのツールです。
Active Directory、LDAP、Crowd 自身、あるいはそれらの組み合わせでも何でも、ユーザー情報を取り込めます。
アトラシアン製品、Subversion、Google Apps、独自アプリなど全てのアプリケーションのパーミッションを一箇所で制御できます。」

と説明されていますが、JIRA や Confluence に比べてマイナーであり、
最近では Atlassian のクラウドサービスである、Atlassian OnDemand が Atlassian Cloud に名称変更し、
Crowd と Cloud というややこしい事になったりといろいろあるプロダクトです。

そんな Crowd ですが、実は Atlassian 製品と連携することにより、ユーザーIDと権限(グループ)を集中管理することができ、
また、シングルサインオン環境を構築することも可能な縁の下の力持ちなプロダクトなのです。

Crowd 以外にシングル・サインオンなど同様の機能を持つプロダクトとして、shibboleth などが存在します。


Crowd ができること

  • アカウント管理の一元化

Atlassian 製品を通常の手順でインストールすると、ユーザーIDと権限管理は、JIRA であれば JIRA のユーザーと権限、
Confluence であれば Confluence のユーザーと権限というようにプロダクト毎の管理となってしまいます。
ユーザー・プロダクトが増えてくるに連れて、管理者視点からは、ユーザーアカウント管理コストの増加の問題、
ユーザー視点からはパスワード管理・変更のコストが増えるというデメリットがあります。
ユーザーIDを Crowd で一元管理する事により、管理者、ユーザー双方のID管理コストが削減できます。
また、ユーザーの削除漏れや権限付与・剥奪漏れなどの管理ミスが起こりにくくなり、それに起因するセキュリティリスクの軽減にもつながります。

  • シングルサインオンの実現

Crowd を利用することにより、JIRA や Confluence のID一元的に管理することができます。
ただ、IDの一元管理だけであれば、JIRA でも同様のことが可能であるため、わざわざ Crowd を使う必要はありません。
JIRA に対しては Atlassian 製品および、Crowd に対応した製品間でのシングルサインオンが実現できることが Crowd のアドバンテージといえます。

  • Atlassian 製品との連携

Crowd は Atlassian 製であるため、当然 Atlassian 製品との親和性が高いです。
JIRA や Confluence などの Atlassian 製品と Crowd との連携は、各製品の管理画面から簡単に設定することができます。
ただし、シングルサインオン構成を行う際には、設定ファイルの修正など、JIRA などシングルサインオンを提供される側の対応が必要です。

  • Atlassian 製品以外との連携

Atlassian 製品との連携は当然簡単にできる Crowdですが、Atlassian 以外の製品との連携も可能です。
使用するプロダクトの対応状況にもよりますが、Apache のBasic 認証を Crowd でおこなうことなどが可能です。
また、独自に Crowd との連携部分を開発することも可能で、自社のサービスを Crowd に対応させたりすることも可能です。


つぎは

さて、Crowd の概要はこのくらいにして、 (もし、続けば) 次回からは実際の Crowd のセットアップや、各サービスとの連携設定について具体的な例を上げてご紹介させていただきたいと思っております。

全文検索システム「Solr」の紹介

全文検索システム「Solr」の紹介

みなさん、こんにちは。lunettesチームの的場です。

肩書きはTechnical Promoterを名乗っています。 役割としては、新しい技術の利用を推進したり、技術レベルの底上げなどになります。

今回はチーム内のプロジェクトでよく使われているオープンソースの検索エンジン「Solr」を紹介します。

Solrとは

Apache Software Foundationで提供されているオープンソースの全文検索システムです。 全文検索自体はApache Luceneという同じくApache Software Foundationで提供されている全文検索エンジンを使用しています。

全文検索とは

全文検索とは、大量の文書から特定の文字や文章が含まれている文書を検索する仕組みです。

みなさんもよく使われているGoogleも全文検索の仕組みを使って世界中のWebサイトを検索しています。 また各Webサイトごとに全文検索を持っているものを多く、それらは各Webサイト内に限った検索が出来るようになっています。

全文検索を利用することによって、大量にある情報から必要な情報を得ることが出来るのです。

なぜSolrを選んだか

通常のWebシステムではデータの保存や検索にはMySQLやPostgreSQLなどのリレーショナルデータベースシステムを利用することが多いです。それらの中にも全文検索に対応しているものはありますが、標準機能ではなくてインストールが面倒だったり、成熟されていないため安定性に不安があったり、性能や機能面における拡張性に不安があったりします。

SolrはJavaのみで動作するためインストールは簡単で、利用者も多いため比較的安定しており、性能や機能面における拡張性も十分考慮されています。 また、日本人も開発に参加しているため、日本語の検索も考慮されています。

ただし、Solrを使えば全てのデータに対応出来るわけではなく、リレーショナルデータベースシステムで良く扱う関係性を持ったデータなどは不得意な場合もありますので適材適所という形になります。 チーム内のプロジェクトでもSolrと別のデータストア(PostgreSQLやCouchbaseなど)を併用しています。

次回はSolrの検索の仕組みを紹介したいと思います。

デジタルサイネージ計画Part1: INTELベアボーンDN2820FYKHにUbuntu desktopを設定

デジタルサイネージ計画Part1: INTELベアボーンDN2820FYKHにUbuntu desktopを設定

はい、福社長の北野です。先日Raspberry Pi2を買って、デジタルサイネージ計画を実行したのですが、若干パワーが思ったよりも足りないかな?と思いましたので、適当なものを探して春節のアキバをうろついていました。そこに、Intel NUC DN2820FYKHが飛び込んできました。なんと128GB SSDと合わせて19800円。メモリを別に買う必要がありますが、それを含めても2.5万円ぐらいで買えてしまいます。気がついたら、レジで「あれください!!」と言っていました。

買ったのがこれです。みなさんもお馴染みのドスパラです。まだたくさんありました。

さて、ベアボーンなので、買ってきただけでは、動きません。まずは最終組立が必要です。自分でPCを組み立てた経験がある人であれば、説明書なしで大丈夫でしょう。そうじゃない人は、説明書がついてますので、それの絵をみれば大丈夫です。 まずはネジで開けて見て、メモリとSSDを所定のところに差し込みます。コネクタが全然違うので、まちがって指すことはないでしょう。他は触らないこと。あと、電子機器を触る際は、アーシングをして静電気を逃がしましょう。例えば水道栓に触ったり、大きな金属に触れたりして。そして、それらを挿したら、差し込みがちゃんと奥までささっているか確認しましょう。

あと、ついでにこのコンピュータの端子を見ておきましょう。 ディスプレイはHDMI。キーボードとマウスはUSBでつなぎます。Bluetooth4.0もあるそうなので、セットアップ後に無線にもできそうですね。LAN端子もありますし、Wireless LANも入っているようです。あとはオーディオ端子と電源アダプタですね。必要最低限のものは揃っています。上の2つの口はファンの口ですね。ファンレスではないですが、かなり静かです。

さて、ディスプレイをつなげてスイッチを入れてみましょう。

案の定、立ち上がりません。それもそのはず、OSを入れていませんから。BIOSの設定の画面を見てみると、少しかっこいいです。

さて、OSを入れないとなにもできません。なにを入れましょう。ということで、Ubuntuを入れましょう。Ubuntuというのは、皆さんもご存知、数あるLinuxのディストリビューションの1つ。私が大学の頃はSlackwareとかあって、社会人になった頃にDebian、Redhatが出てきて、途中Miracle Linuxとかあったりしましたねー。Ubuntuに選んだ理由は、私が家で普段使っているのがUbuntu Desktopだからです。最新のLTS(サポートが5年あるもの)は14.04 LTSですが、家のマシンが14.04にしてから遅くなったように思ったので、このマシンには12.04 LTSを入れることにしました。本家サイトからダウンロードしてみましたが、2時間ほどかかるとのことなので、日本のミラーサイトを幾つか試してみたところKDDI研究所が7分ぐらいで落ちてきました。と、ここでCD-Rが無い。おっと、誤算。ネットワークインストールは以前試して遅かったので、ここはSDメモリーでやってみようと思いました。ちょうどあきばお~で32GBのSDをMicroSDと間違って買ってきてあったので、ここは使うしか無いと。ダウンロード終了後、md5sumでMD5をしっかり確認しておきましょうねー。

さて、ダウンロードしたISOファイルですが、それをSDカードに移しても起動してくれません。ここでUNetbootinを使って、ISOイメージをブータブルなイメージとしてSDカードに展開してもらいましょう。その後、SDカードをカードリーダー経由でベアボーンマシンに刺して見ると、無事Ubuntuがグラフィックインストーラーで起動しました。ここまでくれば、あとはWindowsのインストールとほぼ同じです。ロケールやキーボードの選択、ネットワークの設定、初期アカウント設定などを終えれば、10分程でインストール完了。無事Ubuntuマシンの出来上がり。

Firefoxを使ってブラウジングをした感触では、RaspberryPi2の4,5倍ぐらいはあるんじゃないか?と思いました。これで、デジタルサイネージのクライアント側のマシンの初期設定は完了です!次回は、これに色々アプリとか仕掛けを積んでいきます。

第 7 回 はんだ部 活動レポート

第 7 回 はんだ部 活動レポート

みなさん、こんにちは。KEYチームの矢納です。今日は1月のはんだ部の活動をレポートしていきたいと思います。

今まで何をしてたの?

最初に今まで何をしていたかをご紹介しましょう。と、いってもたいしたことは何もしておりません。電子回路の作成になれてもらうための活動。RaspberryPiにファンを接続して、そのファンを制御プログラムの作成。ホコリセンサーをRaspberryPiに接続し、掃除中の社内のホコリ状況を測ってみたりなどです。ちなみに、ホコリ状況ですが、掃除中はそんなにセンサー値は大きくありませんが、終わってから2時間後ぐらいに大きな値が出ました。推測ですが、舞い上がったホコリが落ちて来たのでしょう。

今まではこのような活動をしてました。とりあえず電子回路になれる、RaspberryPiの使い方を知るがメインの活動でした。

今は何をしているの?

では、今は何をしているのか?これから何をしていくのか?

これからは今まで作成したものを連携して一つのシステム?を作ろうかと思います。どんなものかというと、センサーで環境データを読み取り、そのデータにより、エアコン等を自動制御するものです。下図はイメージです。

これを作るにあたって、エアコン等を制御する部分を作成していきます。エアコン等はリモコンがありますので、そのリモコンの赤外線を一度受信し、同じ赤外線を送信するものを作成します。サンプル等もあったので、すぐにできると思ったら、全然すんなりと作業がすすみませんでした(ToT)

作業風景です

作業風景です

今後はこのシステム?を作っていきます。毎月第4土曜日に活動をしています。”こんな物をつくりたい!“、“私もやってみたい”という方は是非参加してみてください。もちろん、電子回路がわからない人や、ただ単にRaspberryPiを触りたい人でもOKです。興味のある方はご連絡ください。

Email: yanou at aware.co.jp

余談

Raspberry Pi 2 が発売されましたね

Windows10 Technical Preview のIEで近未来ES6を体験

Windows10 Technical Preview のIEで近未来ES6を体験

こんにちは、KEYチームリーダーの荒木です。

ECMAScript6はみなさん興味があると思いますが、ブラウザで直接体験することはなかなか出来ない状況です。 最近Windows10 Technical Preview(以後TP)でECMAScript6の実装がかなり進んでいることを知りちょっと使ってみました。

今回はWindowsAzureでWindows10TPを利用しました。 2月4日時点ではこんな感じです。

71%になっていてClassが12/15もありますね。

ちょっと触ってみます。

class-img.png

おおおっっ!!

まずは、Class。 次に、constructor、static methods、最後にprototype methodsです。

直接かけるのはやっぱり素晴らしいですね。

次回は、あまり実装がないextendsをやってみます。

ECMAScript6の環境がすぐそこまで近づいてきています。すごく楽しみですね。

なるほどわかった!Moodle Part1

なるほどわかった!Moodle Part1

みなさんこんにちは。Education Engineerの不破です。

EducationなEngineerである私は様々なOSSやツール・付随技術を駆使しながら教育現場向けのシステム開発に従事しています。

というわけで、今日は普段カスタマイズ開発しているMoodleについて書きたいと思います。 (今日は初心者編です。)

1.png

Moodle(ムードル)はオープンソースとして公開されているCMS(LMS)です。学校を始めとする教育機関はもちろん、会社における研修管理などでも活用されています。

moodle.netによると、全世界で52,981サイトのMoodleが存在しています。 https://moodle.net/stats/

ライセンスは?

GPL v3です。プラグインを開発した場合も同じライセンスが継承されます。

機能について

Moodleには授業や研修で使う機能が多数備わっています。一例を挙げると、

小テスト

1.png

ブラウザ上で問題を出題し、学生に解かせる機能です。 小テストの設問項目は多数あり、

  • 多岐選択式
  • 穴埋め
  • 計算問題
  • 数式入力
  • 自由入力
  • 録音回答(画面上で音声を録音して、そのまま提出)

が一例としてあります。問題の種類はプラグインとして自分で作ることも出来るようになっています。

提出課題

テキストやファイルを提出させる事が出来ます。 課外学習のレポートなどを提出させるのによく使います。

フォーラム

4.png

掲示板機能です。受講者同士のディスカッションに使えます。

チャット

3.png

簡易的なリアルタイムチャットが出来ます。

その他

5.png

Moodle初期インストール時はこれぐらいあります。もちろんプラグインをインストールすれば、出来ることはどんどん増やすことが出来ます。moodle.orgからもダウンロードすることが出来ます。

開発者から見たMoodle

プラグイン追加で機能を追加出来ますが、このプラグインは勿論誰でも開発可能です。ここら辺も次回以降に書こうかなと思います。 開発にかかるドキュメントは公式ドキュメントサイトにまとまっています。

また、Moodle2.7から学生の行動ログをfluentdで解析できるようになりました。この辺りは次回以降に書きたいと思います。

初開催!!アットウェア x ホーチミンハッカソン!!開催レポート

初開催!!アットウェア x ホーチミンハッカソン!!開催レポート

初開催!ホーチミンでハッカソン

今回、アットウェアとしては初の海外開催となりました。 ベトナムのトップレベルのIT関連の学生が居るベトナム国家大学ホーチミン工科大学のComputer Science & Engineering学科の3年生、4年生の学生を対象として、アットウェア主催のハッカソン大会を2日間にわたって実施しました。

募集開始から多くのチームの応募があり、全部で16チームの参加。総勢約50名。ハッカソン会場はいっぱいっぱいになりました。会場は、ホーチミン工科大学のコンピュータ演習室2部屋を借り、2日間にわたっての戦いが始まりました。今回のハッカソンのテーマは、「スマイル」。これは昨年末に同様に日本の学生さんにも同じテーマ。日本とベトナムの学生の比較もできます。(笑)

ハッカソンの開始前、緊張する様子も無く、ニコヤカな雰囲気に包まれていました。ワクワク感の方が大きいのかもしれませんね。実はこのハッカソン大会は、インターンシップの選考も兼ねています。上位に入賞することにより、そのチームに所属している学生さんとして今年の夏に実施するインターンシップに日本に来れるチャンスが増すということになります。

はじめ!

弊社のベトナム人Huyにより、概要・ルールの説明後、さっそく開始。ぐずぐずしている暇はありません。ハッカソンはアイデアもさることながら時間との勝負。彼らの時間はわずか1日半。コンピュータルームを使える時間だと13時間しかないのです。 チームによっては、すぐに手を動かしているところ、ずっとアイデアを話しているところ、ハードウェアをいじっているところ、さまざま。3人の力を融合させて彼らのアイデアを具現化していました。ランチやスナックはアットウェアが用意。サポート・スタッフとしていろいろお役に立ちたいとは思いつつも、公平性を保つために彼らの能力以上のことは教えることはしません。またハッカソン途中に割って入って世間話をすることも邪魔になるので、実はスタッフとしてはなにもすることがないのです。笑

ソフトとハードの融合

16チームのうち2チームはハードウェアを持ってきて、それをハッカソンのネタに仕立てていくような作戦のチームもありました。半田こてを持ち出し、枕の裁縫をしたり。。結果発表が気になりますね。

成果発表

16チーム、全チームハッカソンで作成した彼らの成果を発表。発表会はすべて英語で実施することも参加条件の一つです。すべてのチーム、英語でプレゼンをやりぬきます。日本ではこうも行かないかもしれないですね。

最優秀チーム賞(1チーム)、優秀チーム賞(2チーム)の作品を紹介します。

最優秀チーム賞は、CE11チーム。Computer Engineeringコースの4年生3人で構成されたチーム。彼らのアイデアはIoT関連。彼らは意思を持つ枕を作って、抱きしめて上げると笑顔になり、抱き続けると枕も心地よくなって寝てしまうというものを作りました。また枕のみならず、安らぎの睡眠を与えるための要素としてスマホで家のライトを制御するというIoTスイッチを実装。実演もしてくれて会場を盛り上げてくれました。睡眠をうまくとることで人の気持ちも快適になり笑顔になるというコンセプトです。

優秀チーム賞、一組目は、YOLOチーム。Computer Scienceコースの3年生3人で構成されたチーム。彼らは、ベトナムには他国のような電子マネーがなく、今もなお現金でやりとりしていることが国民の中の一つの共通問題として提言。それを解決するためのeMoneyをこんなやり方で作っちゃえということでプロトタイプを作成。日本や他国にはカードタイプの電子マネーがあり、それをベトナムでも利用していくことで煩雑なやりとりもなくなり、結果として人が笑顔になるというもの。

もうひとつの優秀チーム賞は、YOLO Team チーム。Computer Scienceコースの4年2名で構成されたチーム。彼らのアイデアは音楽。chrome extensionで音楽プレイヤーを作り、コンピュータに触れている時には好きな歌を聞いたり、自分のプレイリストを他人に共有したりすることができる。辛い時、悩んでいる時、音楽を聞くことで気分を持ち上げたり、逆に幸せでいっぱいな時に聞いても、さらに幸せな気持ちになるということで人を笑顔にさせるというコンセプト。音楽の著作権の問題はあったものの、コンセプトやソフトウェアの完成度として今回のハッカソンの中ではトップクラス。またchrome extensionなので、すぐにでもデプロイすれば使えるようになるといこと。素晴らしい。

アフターパーティ

2日間のハッカソンお疲れ様でしたパーティを成果発表後に開催。優秀賞の発表もそのパーティの席で実施。表彰式および副賞の賞金も授与。全チーム、ハッカソンにて成果を出すことができたので、優秀賞を3チームにのみ授与するのは厳しい判断になったと、私の方から説明。本当に全員のチームに賞状を用意するべきだったなぁと反省しました。 また、Kindleと洋書をプレゼントするミニゲームも実施。ジャンケンでやりましたが、ベトナムではジャンケンも通じるようです。 本当に楽しかった2日間。ハッカソンの時には話に割って入ることができませんでしたが、パーティの時には積極的に学生さんと話ができて、学生さんの将来の話とか、アットウェアへの会社としての質問などの回答ができてよかったです。また来年やりましょうね!

see you again!

今回彼らと友達になることができて本当によかったです。 彼らの中で数名はこの夏インターンシップに日本でやってきます。それだけではなく、将来のどこかで一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

プロジェクト技術紹介

プロジェクト技術紹介

認証基盤

みなさん、こんにちは。KEYチームの矢納です。
最近ますます寒さが厳しくなってきましたね。体調を崩さないように気をつけてください。

さて、今回は認証基盤開発プロジェクトの紹介を行いたいと思います。 様々なクラウドサービスを簡単に使うことができるようにするためのプロジェクトです。

このプロジェクトで重要になるのは、やはり認証部分になります。強固な認証、ですが認証は簡単に。 また容易にクラウドサービスを使えるということで、ユーザ管理等もできなければなりません。

認証

認証の基本部分はミドルウェアに任せており、様々な認証プロトコルに対応しています。複数の認証プロトコルを利用していてもセッションを共有してくれます。

また、認証の情報を保存しておくDataBaseは、高稼働性、ハイパフォーマンス、容易なスケーラビリティなものを利用しています。莫大な認証情報、大量不可が想定されるなかで稼働し続けるものを選択して利用しています。

さて、少し認証の部分について話していきましょう。

強固な認証

従来の認証だと、ID/パスワードの認証だけです。このシステムでも基本の認証はID/パスワードで行います。ですが、パスワードはあまり変更が行われない、簡単なパスワードがよく使われたり、ID/パスワードはブラウザに覚えされる事が多いのでID/パスワードだけではとても強固な認証とは言えません。そこで今回のシステムでは、ワンタイムパスワード等を利用した2段階認証を取り入れてあります。

また二段階認証だけではなく着信認証を行うことができます。ID/パスワードを入力した後に、そのユーザに設定されている電話番号に電話がかかってきます。そこで認証コードを入力することにより認証成功となります。

容易な認証

さて、2段階認証などを行うことにより強固な認証を行うことができます。ですが、毎回クラウドサービスに直接アクセスし無ければならないのでしょうか?利用しているクラウドサービスが少ないのなら良いのですが、たくさんのサービスを利用する際に、直接アクセスのためのURLを覚えるのも、それらのブックマークを全てとるのは面倒でしかありません。

そこで各クラウドサービスへの入り口を一つにするポータルの出番です。このポータルにログインするだけで各クラウドサービスへのログインが可能になります。これで1回認証をすませば各サービスを利用できるSSO(Single Sign On)の実現です。

アーキテクチャ

各クラウドサービスへの利用は容易に行うことができるようになりました。では、ユーザ・セキュリティ等の管理はどうでしょうか?。それらを各々サービスで行うのは大変です。そこで、それら操作は一つのポータルから管理を行うことができます。では、このポータルはどのように作られているのか見てみましょう。

シングルページアプリケーション

Web画面はシングルページアプリケーションとして作られています。操作をする度に画面がフラッシュされることなく、スムーズな作業を行うことができます。これを実現しているのは、フロントMVCの一つであるBackbone.jsを使っています。jQueryでは面倒であったイベント処理やRESTなリクエストを送信するのは非常に楽ができます。また、Backboneだけでは少々手が届かない部分に手を加えてくれるMarionette.jsも使用しています。

バックサイドはJava

バックサイドはJavaで書かれており、WebフレームワークとしてSpringを使用しています。Spring4系のフレームワークを利用してアプリケーションが作られています。バックサイドはSpringをメインで使いますので、Springを使って簡単なWebアプリケーションを自分で作れるようになりました!管理側のDatabaseにはPostgresを使用しており、Version9から実装されたJSON型を使用しています。JSON型にすることにより、カラムの増減が発生した際の作業が軽減されます。また、JSON内部のパラメータを直接条件にも書くことができますし、インデックスもはることができます。

認証系と管理系は疎結合

管理系で追加したユーザは認証のDataBaseに反映する必要があります。直接認証DataBaseに修正をかけても良いのですが、認証系単体でも動くシステムなので認証系と管理系のシステムは疎結合で作られています。そこでユーザ等を作成した際には一部のステータスを変更しておき、予約状態にします。予約状態になっているデータを認証系へプロビジョニング(データ反映)をおこいます。いわゆるバッチですね。このバッチの部分もSpring系のフレームワークでSpring Batchを使用しています。データ取得部分・処理部分・後処理部分と構成が分かれており、基本的には処理部分を増やしていく形となっています。

システムの全体像

システムの全体像

最後に

さて、いかがだったでしょうか?認証基盤開発プロジェクトの大まかなシステムの説明を書いてみました。色々と省略して書いてしまった部分もあるので、"もっと詳しく知りたい"、"ここはどういう意味?"などと質問がある方は下記のメールまで気軽にメールしてください。答えれる範囲でお答えしていきたいと思います(^^;;

では、皆さん体調を崩さずに!!

Email:yanou at atware.co.jp

'14冬 スマイルハッカソン Tシャツを抽選で2名の方にプレゼント

'14冬 スマイルハッカソン Tシャツを抽選で2名の方にプレゼント

スマイルハッカソンTシャツを2名の方にプレゼント

新年あけましておめでとうございます。 スマイルハッカソンのスタッフおよび参加した学生さんへ配布した限定30枚製造したTシャツです。

アットウェアのデザイナーによりデザインされ、UNIQLOのUTMEによりオーダー。高品質な厚手のTシャツになっています。

こちら、2つの在庫がありますので、抽選で2名の方に差し上げます。 しかし、サイズが、XLのみです。すいません。

以下のフォームにご連絡先を明記し、ご応募ください。応募は、アットウェア勤務関係者(社員、ご家族、協働者)を除いて、どなたでも可能。 なお、当選は発送をもって返させていただきます。締め切りは1月末。

着るとこんな感じになります。スマイルハッカソンの様子はこちら

スマイル!スマイル!ハッカソン!

スマイル!スマイル!ハッカソン!

学生版ハッカソン

年末の12月27日、28日(アットウェアとしての年末の営業終了後ですが、、)に、横浜みなとみらいアットウェア本社および函館ラボラトリーにて全国から学生が集まり、2日間のハッカソンイベントを開催しました。

はじまりは"緊張?!"。でもテーマは「スマイル」

ハッカソンのテーマは「スマイル」。人を笑顔にさせる、ということをテーマに、あらかじめ決めらたお題について知恵を絞って何を作るかも学生自身で考え、どうやって作るかも学生自身で考えて、この2日間に注力するイベント。スマイルハッカソンは寒い年末の中、熱い戦いの場にもなりました。 ガイダンスを受けるときのみなさんの表情は真剣そのもの。みんな緊張していましたね。

"和み"のあるアットウェアオフィスでハッカソン!

今回の参加チーム数は全部で6チーム。それぞれのチームが2名から3名の学生メンバで構成され、いずれもツワモノ風。自分たちのアイデアと技術と愛嬌をうまく融合させ、黙々とハッカソンに集中していました。彼らの作業場所は、年末の大掃除が終了したアットウェアオフィス。綺麗に整頓されたオフィスの共有スペースを活用し、自分たちの心地よい開発ができる場所を自由に探して場所を確保。自由なスタイルでのハッカソンにどのチームも満足気な様子でした。

途中途中コーヒーやお菓子、ラジオ体操をしたり、リフレッシュすることも効率的な開発を進める上では重要です。アットウェア社員のサポーターによりお菓子やケーキ、コーヒやラジオ体操などの提供がありました。

結果発表!

1チームあたり15分のプレゼンとデモンストレーション。 どのチームもコンセプトがユニークで非常に面白い成果発表になりました。デモンストレーションではうまく動かないチームや実装が途中になったものもありましたが、皆が2日間一所懸命に取り組んだこと称え合って終了しました。

結果発表後、審査、投票。

審査の結果、最優秀賞はなんと同点の2チームとなりました。

懇親会では、参加学生同士やサポート社員の交流を行い、アットウェアのオフィスの中の畳スペースで酒盛り(二十歳未満は酒禁止)を。お互いの健闘を称え合ったり、アットウェアや社会人になるということのテーマで話しは絶え間なく続いていました。結局、宴は最終電車あたりまで続きましたとさ。

総評

学生さんを集めてのハッカソンはアットウェアとしてもはじめての試みでもあり、いろいろと行き届かない点があったかもしれません。しかし、学生さんのパワーは本当に頼もしいものでした。想定した以上のアイデアと技術を兼ね揃えており、今後の日本を背負っていく彼らをもっとサポートしていきたいと思っております。今後とも交流していきましょう! Keep in touch!

また、最後になりましたが、年末の忙しい時にハッカソンに参加いただいた学生さん、および社会人混成チームへ加わっていただいたウルシステムズ株式会社の百々様、特別審査員として出席いただいた同じくウルシステムズ株式会社の平澤様に感謝いたします。あとサポートに来てくれた学生さん、アットウェアサポート社員、差し入れをくれた方々、本当にありがとうございました。

参加学生とサポートメンバとの集合写真。函館とは常にビデオ会議システムで接続していました

参加学生とサポートメンバとの集合写真。函館とは常にビデオ会議システムで接続していました

10年

10年

10年前のあの日、松舘と二人で川崎の法務局に行き、登記申請したのがまるで昨日のよう… ではなく、本当に遠い昔のことのように感じます。会社を作るということはどういうことなのか、全く理解もせず想像もせず、ただちょっとラベルが変わるくらいに捉えていたかもしれません。ただ、何の根拠もないのにはっきりと、仲間と一緒になんか楽しそう、おもしろいことができるんじゃないかと思ってました。これを夢と言うにはおこがましい。

私はまちがいなく運がいい。前職を辞めるキッカケとなった人や起業時の仲間、そして起業後の節目となる仕事や出来事、場面場面で助けてくださったり切磋琢磨できる多くの方々との出会い。全てが順調にいったわけでもなく、大きな失敗や共に夢見た仲間との別れ。中小零細企業の社長誰もが経験するであろう苦しみも経験しました。「家庭と仕事どっちが大切なの」なんて言葉じゃ済まないようなこともありました。 それでもこうして36名もの仲間と共に10年という節目を迎えられたのは、やっぱり運がいい。これまで百に迫ろうかという程の数のお客様とやりがいのある仕事をさせていただけたのも、やっぱり運がいい。

今ははっきりと「夢」といえるようにもなりました。「成長」と「チャレンジ」を明確に意識できるようにもなりました。頭で考えてばかりじゃとてもできなかったであろうことにも恐れをなすことなく取り組める仲間達も増えました。

すばらしい10年でした。これからの10年がもっとすばらしい時間になりますように。 惜しむらくは、起業を応援してくれて、いっぱい苦労を掛け、この日を最も喜んでくれたであろう人と10周年の祝杯をあげれなかったことが残念です。

創立記念日

創立記念日

Advent Calendar最終日のクリスマスイブ、みなとみらいはいつにも増して厳かな、夢のある活気に包まれています。街を行く家族連れ、恋人達、皆幸せな温もりを楽しんでいるようです。

とかく年末に向け積み重なる仕事をこなす夕刻の最中、日頃仕事に経営に教育に多方面のご協力とご支援を頂いている企業の方より思いがけぬ訪問を頂きました。本日を以て設立から丁度10年、お祝いに沢山のシャンパンを差し入れ頂き、感謝・感動と共に忘れかけていた10年を思い出すキッカケを残して下さいました。 第10期の開始と本社引っ越しを兼ねたパーティを開催したのは昨年末、外の活気とは対照的に今年は極めて静かなこの日を迎えました。

社員の殆どが当時を知らぬ今、当時とは比較にならぬ程のポテンシャルを実感しています。様々なスキル、特徴、強みを持った社員が集い、各々の目指す理想が組織としての強みに変化していく様を現在進行形で眺めているようです。Autonomyを大切にし、社員にも言い続けてきた方針に間違いはないと自信を持っています。

まだまだ小さな組織ですが、社員も増え、社員の家族も増え、我々が社会に与え、社会から頂いたしあわせは何倍にも増えたことでしょう。もちろん苦労も数多く経験して来ましたが、経験を重ねる毎にしあわせも増え続けていると確信しています。

10才の誕生日を迎えたこの日もまだまだ通過点、次の5年、10年後の理想に向けてまだまだ道半ば。しあわせを追い求める姿勢を持ち続け、知恵と経験で世界を変える企業へと成長を続けて欲しいと切に願っています。

しあわせ倍増計画

しあわせ倍増計画

atWare Advent Calendar 2014 も大詰め、23日目です。

しあわせ倍増計画 、今期からの短期事業目標として掲げたスローガンです。アットウェアのミッションは「システムで人々をしあわせにする」こと。当然ながら、より多くの人をしあわせに、さらにしあわせにしたいと願っています。人として、企業として成長すれば、必ず成果を高めることができるハズ。つまりは、我々が成長することによって、よい仕事ができ、結果としてより多くの人をしあわせにできると考え、今期は明確に成長することを意識したいと思います。

SI/受託ソフトウェア開発は基本的に労働集約型の産業です。つまりは成長とは単純には人数を増やすことと捉えられます。昨日のエントリでも積極的な採用について書きました。もちろん社員数が増えることは成長するために重要な点であることは否定しません。しかし、それは単純な労働力の増加という意味だけではなく、昨日のエントリにも書いた通り、お互いが切磋琢磨しあって各人が成長すること、足し算ではなく掛け算で価値を高めることにあります。 逆に言えば、人数を増やすだけじゃなく、我々技術者自信の技術力を高めたり工夫することによって単純な人数では成し得ない課題を実現したい。常に考え、行動し、学び、改善する。

別の視点では、我々が得意とする技術やドメインに注力することでその生産性を高めたり、やりがいのある仕事に情熱を持って取り組めることがよりよいシステムの構築に繋がるとも考えています。従って、そういう仕事に携われる機会を多くつくることも重要で、そういった意味での営業活動あるいはマーケティングも必要です。

さらには、将来の労働集約型ではないしあわせを提供する術を持つことにもチャレンジしていきたいと考えています。具体的には受託ソフトウェア開発ではないビジネスの構築ですが、こちらはまたの機会に。

いずれも簡単な目標ではありません。少し難しい目標に向かってチャレンジしていくことが企業としての成長そのものであり、きっとそれが未来に繋がっていくものと信じています。 我々が成長することによって、我々が提供できる しあわせ を倍増させると誓います。

採用

採用

atWare Advent Calendar 2014 の22日目。正確には既に日は変わって12月23日になってますが、ご容赦を。

さて、昨年のAdvent Calendarをふりかえってみると、同じく22日目に採用の話を書いてました。Advent Calendarもこの時期にくると書くネタにややこまっていることが垣間見れます。一年を経て現在の状況も踏まえ、採用、求人募集の状況を少し。

アットウェアでは新卒、中途とも継続的に採用を行っています。新卒、中途に限らず最も大事にしていることは「一緒に仕事をしたいと思えること」。お互いにリスペクトしあい、刺激しあい、技術者として切磋琢磨して成長していける仲間。幅広く技術力に長けているのが望ましいのは言うまでもなく、新しいモノが好きであること、チャレンジできること、学ぶことに貪欲であること、何事にも真摯に対応できること、まじめであること、いつも笑顔でいられること、挨拶ができること、常にカイゼンできること、感謝できること、成長する喜びを知っていること、そして仕事を楽しめること。

我々のミッション「システムで人々をしあわせにする」、しあわせにしたい「人々」は日本に閉じず世界中のより多くの人々であるのは言うまでもありません。当然ながら、それを共に実現しようとする仲間は日本人に閉じることはなく、世界中の技術者にもとめていきたいと思っています。もちろん、お互いに想いを伝え共有し、共通の価値観で最高のパフォーマンスを出すためには、お互いの文化的な背景や信条などを理解し合うことは重要で、そのためにも言葉の壁を取り払うお互いの努力は必要だと考えています。具体的には日本人でない方には英語でコミュニケーションが取れることを条件としつつ日本語の習得に努力してもらうこと、逆に我々日本人も英語でコミュニケーションを取るよう努力する。

とは言え、今のアットウェアの体制や保持する技術、これから取り組もうとしていること、あるいは企業として社会的な責任を踏まえて、具体的に接菊的に採用したいと考えている人を挙げておきます。

マネージャー

経営的な視点で組織の運営や管理、プロジェクトマネジメントを行える人。いわゆる管理職というよりも、組織としてのビジョンを掲げ、時には強いリーダーシップを発揮して組織を率い、時には体育会系部活の女子マネージャーのように組織の下支えや雑用をこなせること。技術者の集団ですから、技術が好きであることが望ましいです。

フロント系プログラマ

これまでのアットウェアが得意とする技術ドメインがサーバサイドのアプリケーションであったこともあり、UI/UXデザインを含めたWebのフロント系を得意とするプログラマが絶対的に不足しています。

20代の技術者、女性の技術者

(スキルやポジションじゃないのですが)圧倒的におじさんが多いので… 我々が持つ技術や経験をより若い世代に伝え、次代のアットウェアあるいは日本の発展に寄与できる技術者を育てていきたいと思っています。また、女性には男性とは違った視点でのモノゴトの捉え方や女性特有の感性が加わることでより品質の良いシステムを作ることができるのではないかと考えています。 必ずしも女性に限らないのですが、育児などによる時間的な(あるいはその他の)制約を持つ方に企業としてどういう働く場を提供できるか、今後取り組んでいきたいと思っています。実は私はその制約を(わずかですが)持ちます。他の社員とは求められる仕事の内容や質が異なりますし、また周りが理解をし協力をしてくれているので働けています。これを普通の技術者でも実現できるような文化や仕組みを作りたいと考えています。という状況ではありますが、実際にどういう仕組があればよいか共に考えられる技術者も募集中です。

あくまでもここに挙げた方しか採用しないということはなく、幅広く募集しています。例えば30代Javaのサーバサイドを得意とする即戦力となる技術者も実は喉から手が出るほど欲しかったりします。あるいはアットウェアでこんな新しいことをチャレンジしてみたいというような方にも来て欲しいです。

アットウェアが提供できる"場"や具体的な条件などはこちらをご覧ください。 アットウェアで我々と一緒に仕事をしたいと思われる方、ぜひご応募ください。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

チーム

チーム

atWare Advent Calendar の 21 日目です。 今日はアットウェアの組織について紹介します。

アットウェアは明確な事業ドメイン、例えば「金融第○部」とか「基盤事業部」などでは組織を分けていません。リーダーを中心とした数名から7名程度のチームを単位として活動をしています。チームはチーム毎のビジョンの下、得意とする技術や関心事を共有した仲間です。 現在の主たる事業である受託開発プロジェクトの推進の他、新規事業に向けた取り組みやそれらに関する意思決定を可能な限りチームで行えるようにしています。ただ、実態は一つの大きなプロジェクトに複数のチームのメンバが参画しているケースなどもあるため、常にチームメンバが一緒に活動をしているわけではありませんが、朝会はチーム全員でやってプロジェクトをまたがった状況の共有をおこなっていたり、一週間に一回チームミーティングを定期的に行っていたりします。チームミーティングにあわせて新規事業のためのサービス開発の時間に当てることもしています。

アットウェアは創立から丸十年を迎え、入社時期や年齢、得意とする技術や感心事が多岐に渡ってきました。社員数も30人を超え、以前のように社員全員が頻繁に一堂に会し、常に意識を合わせることもそう簡単ではなくなってきました。企業という組織が社会の中でひとつの社会的意義・目的を持って存在し、人が集っている以上、常にそのことを蔑ろにしてはなりません。一方で、我々が「システムで人々をしあわせにする」社会的意義を持つ企業として、それの拡大、すなわち企業としての成長を図らねばならないと考えています。

成長は質の向上に加え、現状ではソフトウェア開発においては数も重要な要素です(数によらない成長は別の議論としてまたの機会に)。つまりは、社員数を増加しつつも企業としての社会的意義・目的、あるいは意識の共有を図る必要があり、リーダーを中心とした自律したチーム編成にてそれを実現したいと考えています。経営的視点を持つリーダーがアットウェアの社会的意義・目的、目指すべき姿を持ちつつ、それを実現する手段をチームメンバーと共にチーム自らの意志と判断で実行していくことを目指しています。

実はまだまだ全てがうまく機能しているとはいいがたい組織ではありますが、常に考え、行動してフィードバックを得、着実に前に進もうとしています。変化のない凝り固まった組織、ルールはありません。

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