株式会社アットウェアは本社オフィスを下記に移転することとになりましたので謹んでご案内申し上げます。
これを機にさらに業務の充実を図り、皆様のご期待に添えますよう、一層の努力を重ねてまいる所存です。
今後とも倍旧のご支援、ご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
平成31年2月25日より営業開始
新住所:
〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい8F
TEL: 045-650-9505
株式会社アットウェアは本社オフィスを下記に移転することとになりましたので謹んでご案内申し上げます。
これを機にさらに業務の充実を図り、皆様のご期待に添えますよう、一層の努力を重ねてまいる所存です。
今後とも倍旧のご支援、ご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
平成31年2月25日より営業開始
新住所:
〒220-0012
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい8F
TEL: 045-650-9505
今回はドメインモデリングについてのワークショップを開催していただきました。 前回の勉強会の際に社内で、「Evans本やIDDD本を読んだが実際のプロジェクトにどう適用していけばいいかわからない」という声が上がっていました。 今回のワークショップではその辺りの疑問に応える形で、実際のユースケースからどうドメインモデルに落とし込んでいくか、という部分に焦点を当てたワークショップを開催していただきました。
お題はかとじゅんさんがScala福岡 2019でご講演なさったウォレットサービスのドメインについてでした。 想定するユースケースも講演内容のユースケースと同様のものが予め展開され、そこからどのようにモデルを見つけていくかという内容でした。
以下がドメインモデルの分析で行ったモデリングの一例です。 付箋の色で表すものが違っていて、緑がドメインモデル、青が振る舞い、赤が属性、黄色が気になることとなっています。 支払いについてはウォレット集約の配下でまとまりましたが、請求をウォレット集約に含めるか否かで活発な議論がなされていて、モデルについてより深掘りして考える良い機会となりました。
分析したモデルをモブプロ形式で実際のコードに落とし込んでいく演習も行いました。 言語の指定はなかったのですが、チームの共通言語がJavaだったので今回の演習ではJavaで記述しました。 頂いたレビューの中で、集約の与り知らないところでコレクションの操作をされるのを防ぐために、コンストラクタや値の返却時にはコレクションのコピーを渡すべきというのが印象的でした。
インスタンス生成時
// List<WalletEvent>は本来ファーストクラスコレクションにするのが望ましい
public Wallet(long id, List<WalletEvent> eventHistory) {
this.id = id;
// 外から渡された参照は外部で任意の操作をされることがあるので中身のコピーを渡す
this.eventHistory = new ArrayList<>(eventHistory);
}
値の返却時
public List<WalletEvent> getHistory() {
// 渡した参照に外部で変更を加えられる恐れがあるのでコピーを返却する
return new ArrayList<>(eventHistory);
}
かとじゅんさんにワークショップを開催していただき、実践的なドメインモデリングの手法を体験することができ非常に有意義で楽しい時間でした。 とても良い題材を頂いたので今後もウォレットサービスをベースにDDDについて取り組み、知見を深めていきたいと考えています。
あけましておめでとうございます。 昨年末に『現場で役立つシステム設計の原則』の著者としてもよく知られている増田さんをお招きして、ドメイン駆動の考え方や技法についての勉強会を開催しました。
よこはまクラウド勉強会に参加しているメンバーがDDD Alianceの高崎さんと弊社で『現場で役立つシステム設計の原則』が話題になっているというお話をした際に、お繋ぎしましょうかというお話を頂き今回の勉強会が実現しました。 著者の方から直接お話を聞けるとは思いもしなかったので、今回の機会を実現していただいた高崎さんには心より感謝致します。
まずはソフトウェアの諸問題は変更容易性に依存していているというお話からはじまり、モジュール構造の評価指標、設計スタイルの話からドメインロジックに焦点を当てる開発手法の話へとわかりやすく順序立てて話を進められていました。 ドメインロジックに焦点を当てる開発において要求を分析するための技法のお話では、Fact-Rule-Goalアプローチ、VETRO分析などのキーワードでお話しいただき、実際の業務においてどうビジネスポリシーをどう噛み砕いていくかというを説明していただきました。 コードに近づいたところの話としてはドメインオブジェクトの設計パターンも説明していただきました。 クラスの単位や計算の種類、区分オブジェクト、コレクションの操作や契約による設計などのキーワードで説明していただき、よりドメインロジックに焦点を当てたモデリング手法を理解できました。
強く印象に残っているのが区分オブジェクトのお話のところで、区分、種別を見つけたらEnumに寄せてみようというものでした。 例としてレンタルビデオの料金種別を考えたときにEnumに{ 新作, 一般, 子供 }に列挙すると新作の子ども向けの場合はどうなるのか等の違和感が出てくる。 その違和感を見つけることでより本質的なドメインに焦点を当てることができるというお話をしていただき非常に参考になりました。
もう1つ強く印象に残っているのが契約による設計で、事前条件/事後条件の担保をassertでするのではなく引数や戻り値の型を用いて行うという手法です。 値オブジェクトとして定義した型を利用することで、その型のインスタンスが生成されているということは、存在すべき値の範囲で生成されているということができていると見なすことができるというお話でした。 増田さんのこちらの資料にもある事前条件/事後条件の担保についてのお話です。 利用する側としても渡すべき関心事が明示的でわかりやすいです。
私の普段の業務でドメイン駆動設計のことで疑問に思っている事柄について増田さんに質問をしたところ、増田さんご自身の中での答えとともに、日々実験的に色々なアプローチでより良い答えを探し続けているというお話をいただきました。 私も日々の業務の中で色々なアプローチを試しより良い答えを探し続けていく姿勢を学びました。深く感謝致します。
atWareでは技術スタックの1つとしてDDDをあげられるよう日々学習しています。 その1つの活動として今回の増田さんや前回の記事のかとじゅんさんのようなDDDの先駆者の方々をお招きして社内ナレッジを蓄積しております。 その過程で私どもとしても提供できるアウトプットがあればぜひして展開していきたいと考えております。 今後とも宜しくお願いします。
かとじゅんさんを招き、DDD基礎講座とChatwork社の事例発表の勉強会を開催しました。
2015年9月にScalaのひよっこという立場でScala先駆者インタビューという連載を企画し、8人の先駆者の方にお話を伺ったのが始まりです。
始めた頃には最後どうなるかも想像できていませんでしたが、インタビューさせていただいた先駆者には、バトンを繋ぎたい方を紹介して頂き、さらに次回のインタビューに同席してもらうという形をとりました。最終的にかとじゅんさん(Scala先駆者インタビュー記事)に辿り着き、最終回を迎えることができました。
そこから1年弱経ち、社員が関わっているコミュニティの野毛倶楽部「Scala, DDD, Akka の夜」というイベントでふたたびお会いした時に、ざっくばらんに弊社が取り組んでいる技術的なスタックと状況をお話ししたところ、リモートによるScala,Akka,DDDなど実践・基礎力を高めるために技術アドバイザーとして支援していだけることになり、こういった学びの活動の場ができました。
ScalaMatsuriやAWSSummitなどでお聞きすることもあった、Chatwork社の貴重な経験や成果から学べる機会をいただけたのは、うれしい限りです。
かとじゅんさんが取り組んで感じた話を聞いたり、過去の発表セッションの再演をしていただきました。前半は勉強会スタイルで、後半は懇親会内のフリーダムな時間で行うという試みにしました。
私たちのリアル感がある身の上話も聞いていただき、話題を交えながらゆったりとした時間で相談でき、すごく盛り上がりました。身近な存在として会話ができる良さだなと実感できた瞬間でもありました。
今後も、継続的にオンラインで相談にのって頂いたり、不定期で弊社にお越し頂いてワークショップや勉強会などの開催のご協力をいただける見込みです。かとじゅんさんがChatwork社で培ってきた知見を惜しみなく、親身になって弊社の立場も考えて、相談にのってくださったり、相談しやすい雰囲気も作ってアドバイスをしてくださって、とても感謝しております。
アットウェアとしてもScalaなどを始めとする新たな技術に対して一歩ずつ踏み出して、社内での導入と案件を通じて経験をさらに培っていき、こういった社内の取り組みをこれからアウトプットしていきます!
7月にこちらのエントリーでVimConf2018のスポンサーをさせていただくことをお知らせし、VimConfが素晴らしい一日となれるようにサポートしました。
当日には、Bramさん発表前にスポンサーセッションをするという貴重な機会までいただき、以下のタイトルで発表しました。
想いはすべて発表に込めて話したとおりとなりますが、参加者みなさんのブログやTwitterによる当日の様子や感想を見ると、プラチナスポンサーになって改めてよかったと感じることができました。
スライドの中で触れた「軌跡に残るこの日」という視点について少しだけ言及させてください。
当日会場にいた人は肌感覚で感じ、翌日にBram氏にいただいた以下の言葉で、さらに実感としてこの日がコミュニティやVimにとって未来へのターニングポイントであったというの実感できたのではないでしょうか。
I am amazed to experience the professional level of this conference about one piece of open source software that I happened to start 27 years ago. Thanks to all the organisers and speakers for this exciting conference!
アットウェアが掲げている以下の「システムで人々をしあわせに」のMission Statementの補足文で触れられている
システムでしあわせにするのは決してお客様だけだとは思っていません。 我々技術者自身も意義のある・やりがいのある仕事を楽しみ、常に時代の先端技術に触れる喜び、共に暮す家族に誇れる企業であり健康で安心して生活できるしあわせ。 そして、IT業界全体が躍進・繁栄し、技術者の地位が向上することに少しでも寄与できるよう、IT技術コミュニティや地域コミュニティへの積極的な参加を推進しています。
このMissonに真摯に向き合い、一つの形として実現できました。
また、スポンサーチケットを学生に譲り招待することにより、場の共有とユーザを含むコミュニティの未来に少し繋がった気がしました。VimConfで体験したことを持ち帰り学校でLTをするそうです。
8年前に学生だった方々が、このVimConfで発表されている姿も見ました。同じように私も一緒に年を重ねたけどスタッフになることで1歩前を向けました。こういう一つの体験やきっかけが、明日に繋がっているように思えて仕方ありません。
最後になりましたが、アットウェアでも一緒に働いてくださる仲間を募集しています!
Bram氏にVimConf2018で配布したチラシに書いていただいた Happy Vimming!
のメッセージで締めさせていただきます。
11月10日、大阪の天満研修センターにて開催された Scala関西Summit 2018 に参加してきました。
セッションはScalaの言語的な話題からAkka、FP、DDDまで幅広く、例えば「明日から使える実践エラーハンドリング」では Scala でのエラーハンドリングにどの方法を使うといいのかということを、Javaからの歴史をなぞって分かりやすく解説されていたり、「Scalaでのドメインモデリングのやり方」ではドメインモデリングする際のかなり実践的な方法を紹介されていたりと、技術者として刺激を受けた非常に楽しい一日となりました。
そんな中、弊社からも1人CFPに応募してScala関西Summitにて登壇しました。
題名は「もしExcel方眼紙を愛するSIerがScala案件に投げ込まれたら」。
発表では、今までほとんど使ったことのないScalaに苦戦しつつも、まずは今までやってきた仕事の経験を活かすことを目標とし、業務理解や要件整理といった自分の得意分野を着実にこなすことで徐々に自信を取り戻していったと語っていました。
Scala のような慣れない技術に初めて触れるとき、どのようにバリューを出していくのかということは、誰にとっても難しい課題の1つだと思います。
もし自分がそういった状況になったとして、まずは自分の持っている知識と能力を活用し、今自分にできることを確実にやっていくという考え方は、今後同じような状況になった場合の1つのロールモデルとして参考にできそうだと感じながら見ていました。
また、最後には Scala を怖がらずに難しい概念に遭遇したら楽しんでしまおうというメッセージを発信されていました。
全体を通して、何はともあれ「とりあえず楽しんでやってみようよ」というような気概を感じるセッションでした。
初心者の状態から Scala 案件に飛び込むのは、Scala は難しいというイメージもあり、少し勇気がいる事かもしれません。ですが、Scala に興味はあるけど仕事で使うのはちょっと...と二の足を踏んでいるような人の背中を押すようなセッションになっていたんじゃないかなと思います。
今回Scala関西Summit2018に参加してみて、様々なセッションがあって1つ1つのセッションを飽きずに楽しくみることができ、Scalaをより好きになれるような素晴らしいカンファレンスでした。スピーカーの皆さん、運営の皆さんお疲れ様でした。
また来年も今回のようなカンファレンスが関西の地で開催されることを今から楽しみにしています。
(ちなみに、今回の Scala関西Summit2018 ですが弊社アットウェアもシルバースポンサーとして協賛させていただきました)
社内ナレッジを横展開したい・自分の書き留めたメモをアウトプットして役立てたいという想いから、Webベースの社内ナレッジツールを開発し、足掛け4年間で800エントリーに到達しました。
数を目標に始めたわけではありませんが、800エントリーと4年という歳月はふりかえるのには十分ではないかと思いましたので、記憶を思い起こしてエピソードや感じたことを伝えれればと思います。
アットウェアでは複数の案件とプロジェクトが存在します。そうするとナレッジはプロジェクトと個人に溜まっていき、「実は他のプロジェクトでどんな技術が使われているのかよく知らない」。また、あまり知る機会がなく、技術資産がうまく活用されていないのでは?と目に見えないある種の閉塞感といった課題がありました。
社内の事業部・プロジェクトを跨いで、社員間で技術やノウハウの共有をもっともっと盛んにしたい、この想いを実現するべく、普段の業務の合間を縫って有志が活動しはじめたのが始まりでした。
以下が当時に掲げられた、社内ナレッジ共有ツールの領域を視覚化した図です。
ナレッジツールの立ち上げ当初は数名が自身のブログやメモで書くような事、ワンライナーまでアウトプットし始めました。継続性と書く人のモチベーションを強く意識したMVPがしっかりしていたので、エントリーの削除機能はなかったけど、Googleアカウントによるシングルサインオン、ストック機能やタグづけ機能やコメント機能やmarkdownでの記述はリリース当最初から存在していました。
この頃、アットウェアではプロジェクトの括りとは違う「チーム」という単位で組織が運営・駆動されていいました。ナレッジ共有ツールの開発者が所属していたチーム目標としてアウトプットしまくるということを立てて、着々とアウトプットを積み重ねていったのを覚えています。
アットウェアではこれまでは、既存ツール(TracのWikiでやろうとか、WordPressのXXXプラグインでやろう)を使ってパッとやりはじめはしたものの、運用メンテナンスや使い勝手向上を高望みしてしまい、アウトプットすることに集中できずにいました
そうやって、いつしかそのサイクルが途切れてしまうというのを繰り返していたのが、この社内ナレッジツールリリースをきっかけに、一つのツールと深く向き合うようになったのでした。
逆に、シンプルな機能ということが幸いしたのかもしれません。
月日を重ねるうちに、技術メモやTips以外にもイベントレポートや書籍の感想なども、日常的に出てくるようになりました。その頃には、コントリビュートという記事が「ストック」されると、ユーザに数値でコントリビュート数が表示され、コントリビュート数が多い人気のエントリーというのがサイドバーに表示されるようになると・・・
ストックするとどうなるかが視覚化・認知されある現象がおきました。
そう、ご祝儀ストックです。そもそもストックの狙いとしては「この記事役立つ。あとで見返したいたい」という、ピン留めやお気に入り的な意味合いがあったのですが、イイね的に使う人も現れました。
投稿するのがレアな方が出した、コンテンツ内容的に至ってごく普通のエントリーが、2位になってしまったのです。(イイね的なストックが多すぎて)
軌道修正を行うべくMVPには入っていなかったLike機能が実装されリリースされました。 その際に、コントリビュート係数も変更され、LikeよりもStockの方がコントリビュートの重み付けが高くなるようにし、人気エントリーにも変動が見られるようになって、Likeとしても、たくさん付くようになりました。
社内勉強会のアウトプットをひたすらし続ける人、プロジェクトの技術メモをアウトプットを定期的にしている人、ポエムを書き出す人など、このナレッジ共有には人それぞれの使い道がでてきて、毎日ではないけど途切れることなくアウトプットが続くようになってきました。
特別な存在ではないけどあるのが普通の状態。 当初の目的は達成できたかのように感じたステージでした。
2年くらいでこのような状態までになりました。 人の思考がアウトプットされるコンテンツはその人だけが書くことができる価値あるコンテンツなので、「みたよ」と声がけされなくても、投稿されると見てくれていることが多いことに気づきました。
投稿があると社内チャット(Typetalk)へ自動通知されたり、ユーザが区切りのコントリビュート数や掲載記事数に達すると、祝福するメッセージもチャットへ流すようになりました。
そして月日が流れると・・・
数年が経って800エントリーに達したころ、「あれ?社外に見える形でアウトプットする機会減ってない?」ということを感じました。心理的安全性という言葉が定着して久しいですが、社内のナレッジ共有だからチラシの裏的でも構わないという気軽さと、アウトプットすることに慣れれば社外にも・・・ という考えは、コンフォートゾーンを超えず、逆に貴重なコンテンツも埋もれさせる形になってしまっていたのです。
社外秘的な微妙な表現を再校正するという、ちょっとしたことが実は心の障壁となってしまい、コンフォートゾーンから脱せず、この800エントリーの中から、社外にアウトプットされるエントリーは極僅かとなってしまっていました。
社内のナレッジ共有という目的は果たせたかもしれないけど、プライベートとパブリックの使い分け。内と外との活動バランス(アウトプット)のバランスも考えないとなぁと思う、SNSでマイクロブログを書き出してしばらく経った時のアレに近いものを感じています。
ナレッジ共有ツールをうまく浸透・フィットできたことは喜びつつも、次はツールではなく思考の先にあるコミュニケーションやアウトプットができるようになっていくと、自分が身をおきたいと思える環境に近づくなぁと思えるようになってきました。自身のメモ以外にうまくいかなったことも含め、自分の立場で体験した何かを伝えたり・表現したり、活かしたりできるようになっていればいいなと思います。
淡々と書いていたら、長くなってしまいましたが、長文にお付き合いいただきありがとうございました。
今年も立命館大学の学術系公認サークル「立命館コンピュータクラブ(RCC)」にて、勉強会を企画させていただき弊社メンバー3名が発表させていただきました。
昨年はテーマのリクエストの中から Rust
と Vim
を選ばせて頂いたのですが、今年は一転して
をテーマにしました。
Monoidは数学が話の中心とあって、プログラミングと数学の隙間を埋めるような切り口で発表されていました。前提知識から話し始めて、Monoidにすると「なにが嬉しくなるのか?」という説明する頃には、発表終盤。
序盤の説明も噛み砕いて、すっきり頭に入ってくる層とわかったようなわからないようなという方もいたのではないでしょうか。実際に役立ちそうなケースにぶち当たるのが実感しやすいとは思いますが、参加者の数人はこのテーマがど真ん中という方もいて、楽しんでもらえたようです。
続いて、セキュリティについては「仕事で実際にあったセキュリティ対応」という人間味あるエピソードを交え、企業で仕事をするということ、責任・心理なども含め、資料に載せられないこともお話ししました。
特に自分にしかできない話しを意識して内容を考えました。「実体験」や「こう考えるに至った」という切り口が聞く方にとっても、発表する側にとってもよさそうと思い、差し障りがないところを赤裸々に伝えました。
発表している最中にTwitterですぐに反応をもらえるというのは、刺さるフィードバックという観点で素晴らしいですね。
最後のOB談話は「atWareで働いてみて良かったこと」という、直球的な内容でした。 RCC出身の学生が1年半経ってどういう風に感じているのか?という視点や、RCC文化から新しい環境に移ってギャップや共通点はどうだったのかなど、身近な存在として、とても気になるところだったのではないでしょうか。
学生時代の自身のことを知っている世代がいる最後の機会ということもあったようで、日々感じていることを等身大の表現で話してくださいました。「1on1」や「入社後ヒアリング」や「社内に学生の方を招いて発表」という形では、きっとこのような表現で聞けなかったと思います。
本人はダイレクトマーケティングと揶揄していましたが、誇張なしにいい発表だと感じました。
自社ブログでこんなことを書くのはアレすぎるんですけど、良いと思ったことは感じたままに残しておこう思います。
継続的にこういった勉強会の場を続けていると、見慣れた顔もでてきます。一緒に働けたらそれはそれでうれしいのですが、それ以上に企業として自分たちの経験やフィードバックやアウトプットをすることで、私たちとノリが似ているなと思う、RCC所属の学生さんたちにとって、何かのきっかけや、楽しい場・意義ある場になっていれば幸いです。
また、来年会いましょう!
昨年、VimConf2017をこのような想いでスポンサードさせていただき(開催後のレポートはこちら)、今年もこの時期がやってきました。
2013年から開催されているVimConfは前身イベントから数えると5年以上になりますね。
今年は特別なものになることが告知されています。遡ること30年前(1988年)にVimの作者であるBram Moolenaarさんが1.0を公開しました。そして30年継続的にコミュニティと一緒になって開発が続けられ、現在に至ってはほぼ全てのLinux OSにデフォルトでVimが搭載されており、開発者に向けたエディタとしても利用され続けています。
流行やパラダイムシフトや周辺環境事情の変化が起き続けるなかで、一つのことをやり続けるということは数年、十年でもすごいことなのに、30年という時を積み重ね、今尚第一線であり続られるマインドはどのようなものなのでしょうか?
VimConf2016のk-takataさんの発表でありましたように、現在もリリース作業や機能取り込みの意思決定はBramさんがおこなっているものの、多くの日本人を含む世界中のVimコミュニティの方々も一緒になって開発やメンテナンスが続けられています。
これから10年・20年先もVimが使い続けられていることも想像でき、コミュニティも周辺環境の変化に対応していくのではないかと思います。
世界を見据えて活動されていたVimConf。リリースから30年という節目の年にBramさんが来日するというこのイベントに影響されて、普段業務で接しているOSSに関して考える方も何かの小さな活動を開始をする方も多くでてくるのではないでしょうか。
そんな、過去と未来を繋げるこのカンファレンスに、筆者個人・所属会社として今できる最大限の貢献は何か?と真っさらな状態から考え、プラチナスポンサーとして申し込みさせていただきました。(この辺りのことはまた当日話せる機会があればお話ししたいです)また、筆者個人としても開催に向けて協力できることがあればしていきたいと考えております。
当日は、日本をはじめとする世界のVim本体開発者やこのエディタを使ってOSS開発する方々にとって明るい未来のきっかけになるような、楽しく・素晴らしい日になることを願っています。
Bramさんに逢える日が今から楽しみでしかたありませんね!
日本最大級の Scala のカンファレンス ScalaMatsuri 2018 が 2018年3月16〜18日 に開催されます。
アットウェアはプログラミング言語としては Java をメインとしていますが、近年、問題解決のアプローチを模索する中で、Scala が持つ可能性を見いだし、 Scala先駆者インタビュー を企画したり、社内ツールの実装言語として採用したり、継続的に取り組んできました。
その継続的取り組みと、昨年の ScalaMatsuri 2017 スポンサードの甲斐もあり、昨年はいくつもの具体的なお仕事の話をいただき、そのうちのいくつかは現在も鋭意進行中です。幸運なことに Scala 界隈の有識者の方々と一緒にプロジェクトに関われているということもあり、「いい時にいい場所に関われている」という好循環が生まれつつあります。
そこで、今回の ScalaMatsuri 2018 では、侍スポンサーからアップグレードして、 大名スポンサー としてご協力することとしました。
引き続き、実績とノウハウの蓄積をコツコツを積み重ねて、「受託 SIer としての Scala との向き合い方」を真剣に考え、弊社なりのポジションを確立すべく邁進していく所存です。
アットウェアでは、一緒に働いてくださる仲間を募集しています。Scala 未経験でもかまいません。
顧客との直接取引で、技術的決定権があり、プロジェクト推進に裁量をもって、企画から開発・運用まで携わることができます。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください!
https://www.atware.co.jp/recruit/
アットウェアが開発、公開しておりましたAndroidアプリケーション「はこだてバスガイド」のサービスの提供を2018年3月9日を持って終了させていただきます。
長らく函館の皆さんにご利用いただいておりましたが、この度、函館バスのバスロケーションシステムの変更およびスマートフォン向け画面の提供(函館バス株式会社様からのアナウンス)に伴い、「はこだてバスガイド」の役目を終えることとなりました。 2012年9月の公開から5年以上もの間、非常に多くの方にご利用いただき、ありがとうございました。
なお、今後の函館バスのロケーションシステムについてのお問い合わせは、函館バス株式会社様へお願いいたします。
公立はこだて未来大学 学部3年の石戸です。8月21日から9月8日までの3週間、アットウェア横浜本社で開催されたインターンシップに参加させていただいたので、その内容などについて簡単にまとめたいと思います。
「Webサービス・アジャイル開発 実践」という募集要項に対し、参加した人は全国各地から集まった大学生と高専生合わせて11名。
全員の力を合わせて「プロジェクト内のタスクを管理するWebサービス」を作成しました。
インターンシップに参加した理由はいくつかあります。
大きな理由は以上4つです。アットウェアのインターンシップは、自分のやってみたいこと・経験したいことが盛りだくさんだと直感し、応募・参加しました。
初日はアイスブレイクを行いました。その日に初めて会った人たち数人+社員の方1名でとチームを組んで話し合いながら、ゲームを進めていきます。その中で開発に活かせる手法について学びました。例えばタスクの可視化ができる「かんばん」です。タスクの状態を「ToDo」「Doing」「Done」の3つに分け、そのタスクが現在どのような扱いかをすぐさま把握することができます。2人1ペア(1チーム3人1ペア)を作成し、ペアごとに機能を作成するタスクを割り振っていきます。ちなみにこのペアは1週間に1回変わります。
2日目はインターン期間中に作成するプロダクトの内容決めをし、作成に必要な機能の洗い出しをして、必要な時間を計算しました。はじめに述べたとおり、「プロジェクト内のタスクを管理するWebサービス」を作成することになりました。
3日目は集団開発で必須なgitについて勉強し、開発に必要な技術についてペアプログラミング方式で勉強・開発をしました。ペアプログラミングは1人がキーボードを叩き(ドライバー)、一人が指示を出す(ナビゲーター)開発手法です。1週目では私はドライバーとなり、ペアの指示に従って実装していきました。
4日目以降は各ペアごとに2日目に割り振ったタスクをこなし、機能を作成していきました。
週の初めには先週の内容についてKPTで振り返りを行いました。KPTは「Keep(保っていきたい=良かった点)」「Problem(改善したい点)」「Try(試したいこと)」の3つを考える振り返り手法です。先週の良かった点、改善点を元に試したいことを考えました。
2週目のペアが「自分の開発技術を磨きたい!」とのことだったので、自分はペアへの実装方法の提案や、実装方法の調査などをメインに行いました。
金曜日はインターン生全員でプログラミングコンテストに挑戦しました。出された問題に対し、適切なプログラムを作成する競技プログラミングです。ペアで5つの問題に挑戦します。私のチームは5問全問正解することができました。最後の問題はとても解き甲斐があり、楽しかったです!
3週目もKPTで開発に取り組みました。この週が最終週なので、全員完成に向かって頑張って開発を行いました。
私は全体のデザインの統一や、全員の作業ブランチのマージ作業を担当しました。コンフリクトの解消や、マージして気づく不足点などの補完を行いました。地味ながらも重要な作業で、大変だったと感じています。
最終日は成果発表会です。参加者全員がこのインターンで感じたこと、成長したことなどを思い思い語りました。
作成したものはプロジェクト内タスク管理Webサービス「ぷろまね。」です。
色々機能はあるのですが、一番わかりやすいのはこの画面です(開始日でこの記事を書いた日がバレバレ・・・)。プロジェクトマネージャー(以下PM)がプロジェクトおよびタスクを作成し、そのタスクをこなすプロジェクトメンバー(以下メンバー)を指定します。メンバーはタスクに対しPMに参加申請をすることができ、PMはその申請をお知らせ画面で受け取り、参加の可否を審査します。タスクに参加しているメンバーはタスクに対し進捗度の更新やコメントを残すことができ、別のメンバーとサービス上で交流することができます。
実はこの画面、最終日から少しだけ個人的に開発を進めたものになります。最終日時点では終了日の未設定機能が未実装だったり、PMでなくてもタスクを削除できるといった実装の荒い部分が残っており、自分でちょっとだけ改修しちゃいました。インターンが終わっても開発のモチベーションが続き、作ったものを改善したい!と思って改修を進めました。この記事を読んでいる一緒に「ぷろまね。」を開発したみんなが、少し驚いてくれたら嬉しいです。
Webサービスを作るにあたって、Javaプラットフォーム向けフレームワーク「Spring Framework」を使用しました。Spring Frameworkはユーザのログイン認証やMVC、データベースアクセスなどを簡単に実装できるものです。Webサービスの開発が比較的簡単に行えるもので、開発前はJavaの初心者でもインターン終了後にはそれなりにサービスが作れるんじゃないかといった上達が見えるすごいやつです。
その他使用した技術要素としては、HTML, CSS, JPA, JDBCです。HTML上のデザインはBootstrapを用いています。
最終日には「短かったなぁ」と感じるほど濃密な3週間でした。開発では社員の方にわからない場所を丁寧に教えていただいたり、コードレビューをしていただいたりと、とても親切に指導していただきました。他にも集団開発でしか経験できないことを多く学ぶことができました。会社の雰囲気もとても良くて、社員の方とも一緒にお昼ご飯を食べ、会話が盛り上がる一面もありました。歓迎会や交流会も開催していただき、開発以外でもとても楽しい3週間でした。この度はインターンに参加させていただき、本当にありがとうございました!
徳島大学3年の森と申します。 この度、8/21~9/8の3週間に体験させて頂きましたインターンシップについて簡単にまとめました。
私はこのインターンに以下の3つの目的を持って参加しました。
結果として、3つの目的は達成でき意義のある3週間を過ごすことができました。今回は、上記3つの参加動機(体験できたこと)に関して、主観的に感じたことを交えてまとめました。拙い文章ではありますが、これからインターンシップへの参加を検討している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
今回参加したインターンシップの簡単な概要としては、9人のチームで、3週間3回のイテレーションでのアジャイル開発によって、Springを使いWebサービスをつくる、というものでした。インターン生の9人は、4人が高専4年、4人が大学3年、1人が大学2年でした。作成するWebサービスは事前にメールで提案したものから適したものを選んでもらっており、初日にインターン生同士で詳細な仕様を決めました。
チームメンバーの9人ですが、全員が初対面で出身地もばらばらだったので、地元の話や通っている高専・大学の話などの普段聞けない話が聞け、面白かったです。特に普段他校の方と話す機会が少なかったので、カリキュラムや学校行事のことや実習・研究でどんなことをしたかなどの話ができたのは良かったと感じています。3週間の時間があるので休憩時間やご飯のときにじっくり話ができる機会が多くあることも3週間のインターンならではのものだったと思います。
またインターン生だけでなく、社員の方とも話ができたり、開発のアドバイスをもらえたりできたことも、このインターンならではの良かったことだったと思います。今回開発を進めるにあたり、常に新卒の社員の方が付いていてくださりサポートして頂きました。アジャイル開発の進め方を教えてくれたり、Webアプリ開発の技術的な質問に答えてくれたりと、私たちインターン生にとって頼もしい存在でした。
開発の進め方はカンバンという手法を使い、タスクの切り分け・コスト見積もり、タスクの可視化、1イテレーション後に反省・改善、という流れでした。まず週の初めにミーティングを行い必要なタスクの切り分けとそれにかかる時間の相談を行います。開発経験に個人差があるのでこのミーティングの際にお互いのタスクへの認識や技術に関する知識を共有できました。開発を進める際には、タスク内容と達成に必要だと推定した時間を書いた付箋をTodo、Doing、Doneのタスクの状態に応じて壁に貼っておくことで、残タスクの量や全体の進捗具合を目で確認しながら進めることができました。1イテレーション毎に行う振り返りでは、それぞれ個人が1週間で感じた良かった点や悪い点を共有するミーティングを行いました。
今まで個人開発が多く9人ほどの人数で開発をする機会がなかったので、9人で1つのものをつくるのは難しいと感じましたが、今後チーム開発する機会は絶対あるので、その時に活かせられる良い経験ができたと思います。
今回、開発にはSpring(Java、HTML、CSS)やGitを使用して進めていきました。チームではJavaやGitの経験が少ない方も多いため、タスクの切り分けではそのことを考慮し勉強時間もタスクとして設けました。私自身もJavaは学校で学んでいましたがSpringの経験が一切なかったので、勉強しながら開発ができ、無理せず足並みを揃えて進めることができました。また、タスクに取りかかる際には2人ずつのペアに分かれてそれぞれで進めていったため、先に勉強を終えたペアに分からないことや進め方を相談できた点でも安心して進められました。
IT企業のインターンシップはバイトのように業務をこなす形式やハッカソン形式のものがありますが、今回はそのどちらとも違い、学ぶ機会の多いインターンだった思います。最初は技術面で不安がありましたが、チームメンバーでお互い勉強しながら開発ができたことや、社員の方がいつでもサポートしてくれたことや、社長の牧野さんからIT業界や企業に関するお話を聞かせてもらえたことなど、たくさんの学ぶ機会がありました。また同時に、交流の機会も多かったと思います。アジャイル開発やペアプログラミングでの交流だけでなく、歓迎会や打ち上げを企画してくださり、本当に楽しい3週間でした。
最後になりましたが、インターンを無事終えることができたことに、丁寧に教えてくださった社員の方々や一緒に開発に取り組んだチームメンバーに感謝しております。楽しい3週間をありがとうございました。
「立命館大学の学術系公認サークル「立命館コンピュータクラブ(RCC)」にて、今年の春に開催されたRCCOSSという勉強会が非常に好評をいただいたようでしたので、半年ぶりに勉強会を企画し、事前にいただいた興味あるテーマから2つほどピックアップし、弊社メンバーが2名お伺いしてそれぞれ40分枠で発表してきました。
RCCには部室があり、勉強会前に部室に寄らせていただきました。 部室内には参加者20名ほどが10畳ほどの部屋でワイワイやっていて、熱気がすごい。
本棚は古い本から新しい本まで多種多様で、Vim棚もありました。
Vimの方では Vimで会社や業務を支える技術
というタイトルで、考え方とTips的なものを混ぜて話しました。参加者に発表中にヒアリングしたところ
こんな感じの比率でした。
Rustは 使って分かったRustのいいところ
というタイトルで、Rustで言語仕様の説明を中心に、実際に作った通知系サービスのコード例を交えて発表しました。発表の中で「一度C++で苦しんでおくと、Rustが神様のようにみえるかもしれない」というフレーズもあり、新しい言語との出会いはいつも面白さがありますね。
勉強会での感想や関連する話題、普段どんなことに興味があって研究やプロジェクトをしているのか、ハッカソンに参加した時のことなど、いろんな話しをして楽しい時間を過ごしました。
RCCの部員は60名ほどで、こういう活気があって各々が興味があるテーマに打ち込んで、切磋琢磨できる環境に身をおけるのはいいですね。過去に後輩が先輩から受けてきた影響のエピソードを聞いている最中に、別のテーブルでまさにエピソードに近い、そのような光景を目の当たりにしました。
今回も楽しんでもらえたということが一番の収穫です。
社外に出てこうやって発表する機会を増やしていきたいと思っていますので、私たちの所でもというリクエストがございましたら、お気軽にお問い合わせください!
インターンシップでは集まった高専生、大学生で実際にサービスを作成する体験をしました。複数人で集まってチーム開発をするのは初めてではなかったのですが、仕様の話し合いの段階からやったことはなかったのでとても勉強になりました。開発方式はかんばん方式によるアジャイル開発、ペアプログラミングを行ないました。
初週の仕様の話し合いは自分の知識が足りず、あまり話し合いに参加できませんでしたが1週間実際に作業をすることで話し合いに必要な知識がついていき2週目以降の話し合いには積極的に参加することができました。 かんばん方式では実装にかかるタスクを切りだし、それぞれにかかる時間を設定しました。それを付箋に書きTodo(やること),Doing(やっていること),Done(おわったこと)の3つに分けたホワイトボードに貼ることで残っている作業、だれが今何の作業をやっているか、どの作業が終わっているかがすぐわかり、プロジェクトの進捗が一目でわかり、とても便利なプロジェクト管理だと思いました。
アジャイル開発では週の初めにその週にやる作業を決めることで前の週に残ってしまった作業や見つかったバグへの修正を簡単に組み込むことができて発生した問題に素早く対処できました。
インターンシップでは以下の技術を使いました。
私はインターンシップ参加前はこれらの知識があまりありませんでしたがインターン参加前にこれらの技術の書籍をいただき、サポーターの方のわかりやすいサポートにより作業を完遂することができました。
自分ではあまりJavaを用いてアプリケーション作成を行なったことがなかったり、SQLデータベースについての知識があまりなかったり不安に思っていましたが、インターン生の高専生や大学生、社員の方のサポートによりサービスを作成することができました。 歓迎会や打ち上げなどのイベントや社員の方に誘っていただきVimのイベントに連れて行ってもらったりしてとても楽しむことができました。
いろいろと迷惑をかけたと思いますが3週間ありがとうございました。
豊田工業高等専門学校専攻科1年の高と申します。8/21から9/7までの3週間にわたって、アットウェアのインターンシップに参加させて頂きました。報告という形で実習内容の紹介や感想などを述べたいと思います。
学校の先生からベンチャー企業について興味がないか、と聞かれ話を伺ったところアットウェアを紹介されました。豊田高専からアットウェアにインターンシップで参加した学生は今までいなかったため不安もありましたが、直接アットウェアの方から話を伺った先生からの後押しや、使ったことのない技術であるJavaフレームワーク(Spring Boot)を用いたWebアプリケーション開発をしてみたかったこと、高専でのチーム開発は2~4人程度と比較的小規模だったため、より大人数での開発に携われることなどから参加を希望しました。
まず3週間で作成するアプリケーションの仕様決定を行いました。「タスク管理を行うアプリケーション」という大枠は与えられますが、そのアプリケーションに付加する機能や独自性はインターン生9人で話し合いながら決定していかなければなりません。1日かけてようやく仕様を決めることができました。(後々仕様が不十分だったことに気が付きますが)
仕様に沿って洗い出されたタスクは「かんばん」と呼ばれる手法によって管理します。各タスクをTodo(やること)/Doing(やっていること)/Done(やったこと)に分類し、タスクの進捗を可視化することができます。こうすることで、何を自分はやらなければならないのかということを認識することができます。自分のやっていることが分からないのか、という声が聞こえてきそうですが、開発を進めていると前やったところのバグを発見したり、あの機能も付けようこの機能も付けよう、ここはもっとこうやったら効率のいいプログラムになる、といった具合にどんどんタスクを自分の中で増やしてしまって、今は何を開発する工程なのかということが迷子になってしまうことがあります。そんな時にかんばんを見ることで、今はこの機能を作るタスクなんだからこれに集中しよう、と見つめなおすことができました。他にもプロジェクト全体の進捗管理がしやすくなったり、長い間Doingに留まっているタスク(行き詰まっている仲間)を見つけることができるなど、手間をかける以上のメリットがある管理手法だなと思いました。
Javaを用いたWebアプリケーション開発は授業内で経験していましたが、Spring Bootは経験がなかったために最初はわからないことだらけでした。1週目はユーザのログイン機構を作成することになりましたが、とりあえずテキストの真似をして書いたら動いた、という感じで進めていました。ですが開発を進めていくうちに、実装したい機能に対する必要な構成要素を理解できるようになり、だんだんとテキストを参照する機会が減っていきました。社員さんや仲間たちとの協力で、最初に決定した仕様を満たすアプリケーション(一部未実装、バグ多数有ですが)を作成することができ、満足感を得ることができました。
とある1日のスケジュールを記載しておきます。参加を考えている方にイメージを与えられればと思います。
8:00-起床
9:00-出社(通勤時間約40分)
10:00-昨日の実習内容のまとめ
10:30-朝会(朝礼的なもの)、開発業務開始
13:00-お昼休み(1時間)
14:00-開発業務再開
19:00-退社
24:00-就寝
大体このような感じで生活していました。これだけ見るとずっとパソコンと向き合ってがりがり開発をしているように見えますがもちろん適宜休憩を挟みつつやっています。時々ワークショップが開催されることもあります。(社長の牧野様によるIT業界についての説明会、アットウェアについて、プロコンなど)
何より「コミュニケーション」が大事だということを感じました。仕様を決定するにもタスクを洗い出すにもわからないことを社員さんや他の仲間に聞くにも、とにかく会話をすることが一番重要です。会話をすることで不十分な機能や仕様に気付いたり、自分1人では考え付くことのできなかったアイデアを、共有することで生み出すことができます。同じ分野を勉強する仲間たちや、面倒を見てくださる社員さんと交流しながらどっぷり3週間開発に打ち込むことができるのはとても贅沢な経験だったなと改めて振り返って感じました。仲間との共同生活や社内での歓迎会や打ち上げ、仕事後にみんなで外食など開発業務以外にも楽しい経験をたくさんすることができました。夏休みの3週間を注いで参加をしましたが、楽しい、かつ今後のためになる、素晴らしい3週間だったと思います。これからインターンで知り合った友達と、このインターン中に作成したアプリケーションのブラッシュアップをしていこうと企画しています。
プログラミングの能力に自信がなく参加に尻込みをしてしまっている方が多いと思います。ですが事前に丁寧にテキストを送っていただけますし、社員さんがしっかりとサポートしてくれます。さらにペアプログラミング形式で開発を進めていくので、わからないところを簡単に仲間同士で相談できる環境になっています。第一、プログラミングに自信がありますと胸を張って言える人はそうそういないと思いますので、自信がないという人ほど自分を成長させることのできる機会だと捉えて参加を考えてみてはいかがでしょうか。また自分は学会発表のために途中で抜けてしまいましたが、そういった所用があっても参加はできますので、諦めずに参加を検討してみてもいいと思います(もちろんそれ相応の負荷はかかりますが)
きれいなオフィスで、素敵な仲間や社員さんに囲まれて、新しい技術を駆使して、開発業務を体験できるアットウェアのインターンシップにぜひ皆さん参加してほしいと思います。
長文失礼しました。少しでも参考になれば幸いです。
重ね重ねになりますが牧野様はじめアットウェアの方々には大変お世話になりました。益々のご発展を心よりお祈りいたします。
失礼します。
東京高専情報工学科の赤間です。
今回は7/31 - 8/4の間アットウェアのインターンに参加させて頂いたので、その間の内容を記します。
大きく分けて2つありました。
一日目は以上のような、開発の下準備をしました。
特にプランニングポーカは、インターン後に学校等で開発をするときによく使っています。
僕はJavaとSpringでWEBサーバを担当しました。
主には以下の作業をしました。
最後に発表をしたのですが、直前までコードを書いて最後の最後に、 最低限競技プログラミングサーバとして動くものができました。
以下のようなものを今回のインターンから得られました。
インターンで知り合ったメンバーやアットウェアの方々とは現在も、SNS等で繋がっています。
今回書いたJava Springの技術や他の情報系の知識を、作業や周りの方々との会話等から得られました。
またそれらの知識からまた新しくやりたいこと・学びたい技術を見つけることができました。 具体例を以下に上げます。
仕事と部活での開発の違いを動機として上げていましたが、例えば作業を終わらせることに充填を置いて、自分で作るということに重みを置く学校とは大きく違うことに気づけました。
今回のインターンで貴重な知識・技術・経験等を得ることができ、非常に楽しく有意義な5日間となりました。
企画して頂いたアットウェアの方々や、メンバーの皆さんありがとうございます!
今後ここで得た知識・技術・経験等を様々な場所で活かしていきたいと思います。
参加者のブログがすでに30件ほど公開されており、当日の熱も覚めやらぬ中、来年以降の開催に向け、スポンサーを検討している皆様に参考にしていただけるように、スポンサー視点でブログを書きたいと思います。
当時のVimConf閉会式で「誰か特定のメンバーがVimConfを主催しているのではなく、前年度とは異なるVimコミュニティの面々で運営され人依存ではなくなった。それは、コミュニティ形成の土壌ができたということだ。」的なことが、述べられたことを覚えており、この時期はひとつコミュニティが次のステージに進んだんだなと実感していました。
フォローバックエントリーからも当時の様子がわかります。
これには、感慨深いものがありました。
兼ねてから国際的なカンファレンスを謳っていましたが、今年からスポンサーを募ることと、海外からスピーカーを招き、全セッション同時通訳されることがvim-jpより発表されました。
詳細はまったくわかっていなかったのですが、すぐに会社に稟議をとおし即日でTwitterの @vim_jp
へ連絡をしました。 後述で書く VimConf2017のスポンサーになる理由
はあったので、会社とはすぐに話がつき、金額やスポンサード内容については概ね任せてもらえることになったのでした。
個別に準備会メンバーから連絡をいただき、枠数や価格やスポンサー特典が書かれたメニューを入手しました。 非公開なものなのでここでは詳細は差し控えますが、企業スポンサーとしては妥当な金額なレンジでしっかりしたものでした。
弊社はプラスして下記のような提案をさせていただきました。
日中に温かいコーヒーとオレンジジュースを参加者に無償(飲み物を弊社が用意して提供いたします)で飲んでいただけるようにして、Vimらしいプリントした紙コップをノベルティとして配布し、当日を楽しんでいただければと思っています。
会場都合の確認や人数算出や提供方法など、準備会メンバー1名の方と数十通のメールをやり取りしました。 初回ということも重なってやりとりや確認事項も多く、仕事をされている中で各社とやりとりするのは大変だった思います。
ブログレポートやツイートにもありましたが、よくこのスタッフ人数で回せたなとスポンサー視点でも感じました。来年のスタッフはあと数人は増えるといいですね。
当日を過ごし、懇親会や参加者レポートを拝見し、得れたことや感じたことです。
閉会の言葉では、VimConf2018に向けて、さらなるスポンサーを募っていましたね。検討しようと思った方々も多いのではないでしょうか?
弊社事例を紹介します。
アットウェアではVimのおかげである優秀な新卒社員を今年迎えることができました。
ISUCONというエンジニアの総合力を試されるチューニングコンテストがあるのですが、今年のISUCON7にその新卒社員も参加し、難関である予選を上位で突破しました。
入社してもらえるきっかけが、交流があったとある大学のコンピュータサークルから「勉強会でVimネタの話が聞きたい」とリクエスト受けて、新幹線に乗って大学へ訪問したことでした。彼はVimとラーメンも好きだったので横浜のこの地を選んでくれたのでした(採用担当の熱心な活動があったという事実もあります)。
これは、VimConfの幾つかのセッションで触れられた、「ダイバーシティや若い層の関心やコントリビュートもあって今がある」という点にも繋がっているように思います。
極端な事例なのかもしれませんが、弊社のような知名度が高くない会社でも「ポテンシャルを持った若者に関心を持ってもらえるきっかけになる」という恩恵をVimから受けました。
こういうことって本当にあるんですね。えっ!?
去年も良かったと思ったVimConfでしたが、今年はさらによかったですね。
スポンサーに名乗り出て、場づくりに貢献できてよかったです。
準備会および参加者のみなさまお疲れ様でした。VimConf2018でまたお会いしましょう!
これからも、弊社はVimConf以外にも社員が熱心におこなっている活動やコミュニティへ積極的に支援していきます。
武生工業高等学校の三﨑です。7月31日から8月4日までの5日間、アットウェアでのインターンシップに参加しました。
私がインターンに参加しようと思った理由は
です。5日間という少し短い時間でしたが、十分充実した5日間でした。
事前にオンラインミーティングもして、メンバーがとても優秀な方々だったので、インターンシップが始まる前からとても楽しみでした。
インターンメンバー4人で instantcoder(簡単にプログラミングコンテストを開催できるシステム)を開発しました。私は、フロントエンド側を担当しました。競技プログラミングも行ったことがなかったので、様々なことを知ることができました。
マルチタスクのパフォーマンスの悪さを改めて実感しました。数字とアルファベットとひらがなを同時に書くのと、一種類ずつ書くのではかかる時間が圧倒的に違うというのを体験したからです。
レゴを使った、簡単なオブジェクトを作りました。単に作るだけではなく、何を作るか、最初に何をすると早く作れるのか、などを考えタスクを分けました。2チームに別れて行ったのですが、作るものに対してこだわらなくてもいいところにこだわったりしたので、他のチームは完成してプラス何を付け足すかのところまでいっていたのですが、私たちのチームは全て完成とまではいきませんでした。タスク管理の方法や短い期間しかないので開発での重要なところから作っていくなどを実感しこの後のインターンでの開発が行いやすかったです。
私はwebアプリーケーションもまともに作ったことがなくgitでのプロジェクト管理も初めてだったので、初日はわからないことだらけでしたので、他のメンバーに迷惑をかけてしまいましたが、開発していく上で必要不可欠なスキルなので、学べて本当に良かったです。
私はフロントエンドのhtml、javascriptを使った開発を行いました。デザインの知識もあまりなかったので、Bootstrapを使いました。また、javaのフレームワーク、spring bootのthymeleafを使ったwebアプリケーション開発だったので、javaもあまりやったことがなくtymeleafの知識もほとんどなかったので、そことの都合を合わせるのが大変でした。
instantcoderのログイン画面です。このバックグランドは幾何学模様がアニメーションするライブラリを使っているのですが、ここに載せられているのは画像ですが、このバックグラウンドがあるのとないのとでは印象がだいぶ違うと思います。
実際に、このバックグラウンドは他のメンバーの方などにも支持されました。このように実際のwebアプリケーションとしての機能は同じなのにフロントエンドのUIはちょっとした工夫でユーザーなどに与える印象が全然違うということを実感しました。普段、私たちが使っているwebアプリケーションも様々なUI/UXの工夫があるということに気づきましたので、ただただwebアプリケーションを使うだけでなくそこの部分を考えながら使えるようになりました。
普段はiosアプリを作っていますが、今回webサービスを開発して、楽しかったので、今回作ったものよりもう少し高度なものを作ってみたいです。また、今後gitを使う機会は増えてくると思うので、早く慣れたいです。
html、javascript、bootstrap、tymeleafへの対応など普段はやらなかったことができて5日間、充実な時間を過ごせました。
チーム開発は難しかったですが、とても楽しかったです。
インターンシップにいくことによって、普段は味わえない体験、インターンシップメンバーからの刺激などが得られます。特にインターンシップメンバーからの刺激は大きく、知りたいことがこのインターンシップ期間中に数多く増えました。例えば、今回はフロントエンド側の開発だけでしたが、サーバ側にもとても興味を持ちました。
社員の方やインターンシップ生の方々にはお世話になりました。本当にありがとうございました。
徳島大学工学部 知能情報工学科 4 年の居石峻寛です.
7/31 - 8/4 の 5 日間,アットウェアでのインターンシップに参加させていただきましたので,その内容について記していきます.
午前中はアイスブレイクを兼ねてインターン生のみんなでミニゲームを楽しみました.実施概要の参加者を見ていただけると分かると思うのですが,学年や所属している組織の性格も全然違っています.また住んでいる地域もバラバラだったので最初はうまくやっていけるのか不安でした.しかし社員の方が一生懸命考えてくれていたアイスブレイクのお陰で,昼食を摂る頃には気軽に話して盛り上がれるようになっていました.
午後からは開発したいものからタスクを炙り出し,プランニングポーカーで見積もりを立てていきました.今回は一週間しか期間がないということもあり,何を開発するかについては事前に Skype ミーティングで決めていました.しかしながら思った以上に難しく,見積もりをまとめるのにも結構時間と苦労をかけていた記憶があります.
とにかく開発,テストの繰り返しでした.Scala で回答プログラムの実行・評価部分を開発していたのですが, なにぶん Scala での本格開発は初めてで社員の方々に訊いて回りながらなんとか組み上げました.
また技術以外の面でもブランチ管理に始まり,タスク管理ツールの使い方やコミュニケーションの取り方など共同開発をしていく上での必要な事柄が沢山学べたのは非常に大きかったです.
また雰囲気の方もただひたすらに開発をしてデスマーチのようになっていたかというとそうでもなく,インターン生同士で話をしながら和気藹々とした雰囲気での開発ができました.メンターの方々もときどき様子を見に来てくださったり,昼食を一緒に摂ったりして社員の方との交流も多分にでき非常に楽しかったです.
最終日にはスライド作成とスライド発表をしました.偶然海外からのインターン生も期間が被っていたようで, 成果発表は彼らと一緒にやることに · · · お世話になった社員さんたちや海外の学生さんらが聴講してくださっている中,緊張しながらも発表を耐えきりました.
最後に振り返りをして,反省をしつつ一週間のインターンは幕を閉じました.
今回のインターンで開発させていただいたものは「競技プログラミングコンテストを簡単に開催できる Web システム」です.誰でも簡単に開催できるよう Dockercompose 一つを実行するだけでシステム全体が再現できるようになっています.システムの構成は下の図になっており,主催者がサーバを立ち上げて問題を作成し,回答者がそこへ回答プログラムを投稿すると自動で実行されて評価されるというものです.
僕はこの中で回答プログラムを受け取り,実行してテストケースをパスするか判定する評価部分を開発していました.
最初はうまくやっていけるか心配でしたが,メンターの方々のフォローやインターン生にも恵まれ,非常に充実した実りある一週間となりました.
プログラミングで作ってみたい,誰かと一緒にモノを作る喜びを知りたい,IT を生業としている人と交流したい · · · そんな方には是非是非オススメのインターンシップです.
最後にお世話になったアットウェアの皆様,この度は素晴らしいインターンを体験させていただき本当にありがとうございました.